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F1 フランス GP 2021

F1フランス決勝:レッドブル・ホンダのフェルスタッペン、追い上げ”ミッション遂行”。スペインの雪辱果たす劇的勝利
F1第7戦フランスGPの決勝レースが行なわれ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが優勝した。角田裕毅は13位でフィニッシュした。

F1 第 7 戦フランス GP は、激戦を制してマックス・フェルスタッペンがハミルトンを下し今季 3 勝目。チームメイトノセルジオ・ペレスも 3 位に入り、ドライバーズ/コンストラクターズともにメルセデスとのギャップを広げることに成功しました。
内容的には第 4 戦スペイン GP でメルセデスにやられた戦略をそっくりそのままやり返した格好。当時は「マシン性能で勝っていてもチームとしての総合力で勝てなければ戴冠は難しい」と思っていましたが、こういう戦い方をして正面から勝てることが証明されると、今年こそついにチャンピオンに手が届くのでは…という期待が高まります。

■マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

予選は圧倒的な速さを見せつけて PP。決勝はスタート直後に風で姿勢を崩し、コースアウトした隙にハミルトンに先行を許したものの、初回ピットイン時にアンダーカットを決めてハミルトンを出し抜くことに成功。2 秒近くあったギャップをアウトラップだけで詰めたのには驚きました。その後ハミルトンとボッタスの執拗な攻撃を受けてタイヤライフを失ったと思いきや 2 回目のタイヤ交換に入り、ステイアウトするメルセデス勢を怒濤の速さで追い上げ。ボッタスを簡単に追い抜いた後ハミルトンの抵抗には遭いましたが、ラスト 2 周のロングストレートで見事オーバーテイク。昨年のハンガリー、そして今年のスペイン GP を立場を入れ替えてリプレイしたかのようなレースで、特に終盤は鳥肌が立ちましたね。今回投入した新 PU のパワー、咄嗟のチーム判断、そしてその戦略に応えるマックスの走りが全て合わさった結果だと思います。
しかしマックスに最後まで抵抗したハミルトンの走りもすごかった。グリップを失い為す術なく抜かれたボッタスとは対照的に、もうタイヤが残っていないと思われる状況で逆にタイムを上げられるハミルトンのタイヤマネジメント力は恐ろしいレベルです。このテクニックがメルセデスチームの高度な戦略を支えていたんでしょうね。逆に今後のメルセデスはハミルトンのドライバー力だけに頼らない更に緻密な戦略を立ててきそうで、それはそれで脅威。

■セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

予選 4 位、決勝 3 位。モナコ以来のペレスはセカンドドライバーとしての仕事をきっちり果たしてくれています。決勝は序盤トップ 3 についていけないような場面も見られましたが、しっかりタイヤを温存してトップ 3 よりもピットインタイミングを遅らせ、終盤に追い上げ。メルセデスに 2 回目のタイヤ交換を許さないポジショニングかつボッタスを追い上げてオーバーテイクしてみせる走りはペレスらしい見事なものでした。欲を言えば 1-2 フィニッシュが見たかったところですが、それは次戦以降の楽しみということで。クルマに慣れてきてからのペレスはなんか全盛期のパトレーゼを彷彿とさせるものがあります。

■ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)

予選 6 位、決勝 7 位。レースペースでマクラーレンの二台に及ばなかったものの、相変わらずガスリーの安定感が光っています。終盤はチェッカーを受けるまでリカルド/アロンソとデッドヒートだったし、もはや名実ともにトップドライバーの一人に数えて良いでしょう。
予選で 1 ラップをまとめる力、決勝でたとえペースが上がらなくても安定したラップを刻む力とタイヤマネジメント。どちらも今の角田裕毅に足りていないものなので、角田はガスリーの週末の過ごし方から一つでも多くのことを学ぶ必要があります。

■角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

予選 Q1 の初回アタック中にクラッシュしてノータイム。Q1 でのクラッシュは今季二回目で、同じミスはもう許されません。クルマの性能は十分あるのだから Q1 は 90% くらいの力で突破して、Q2 以降に徐々にペースを上げていくようにしないと…。

決勝はギヤボックスを交換してピットスタート、序盤はアグレッシブに走って 15 位までポジションを上げたところまでは良かったですが、それ以降はストロールを抜きあぐねて膠着状態。初回タイヤ交換も 2 番目に早く、それで終盤はグリップを失い残念ながら入賞圏には届きませんでした。序盤戦で速さを見せられたのは良かったけど、そもそも予選をまともに走れていれば入賞の可能性は十分にあったわけで…。とにもかくにも、今の角田には予選を Q3 まで見据えて組み立てることとミスせずにラップをまとめることが求められています。次のシュタイアーマルク~オーストリアは同じサーキットでの二連戦だから経験を積むにはもってこい。そろそろ週末をノーミスでまとめ上げ、文句ない結果を持ち帰ってほしいところ。

さておき、角田は残念でしたがそれ以外はレッドブル/アルファタウリ・ホンダ勢として過去最高のレースと言って良いでしょう。特に戦略も含めた総合力でメルセデスに勝ったことが素晴らしい。次はもう今週末から、オーストリア・レッドブルリンクでの二連戦が始まります。サーキットとの相性的にはレッドブルがメルセデスとの差を広げられる可能性も十分にあり、期待が高まります。

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