世界最速上映会で一度観はしましたが、やっぱりもうちょっとまともな音響の映画館でちゃんと観ようと思い、初日朝イチでイベント上映に行ってきました。
イベント上映の実施館は回を追うごとに増えており、今回からは川崎のチネチッタも加わりました。よく行く劇場なので、これは助かる。まあ、チネチッタは音響はともかく画質がイマイチ(サウンドスクリーンのモアレがけっこう気になる)なので、世界最速上映会に当選していなければ六本木か新宿に行っていたと思います。
今回もやはり濃厚な 60 分で、あの長い小説の内容をよくここまで圧縮したな、というのが正直な感想。ですが、今回はシリーズ全体を通しても最も人間ドラマに重きを置いているパートだけに、もうちょっと深掘りしてほしいところも少なくなく。特に、メインであるジンネマンとマリーダのやりとりや、かなりあっさり扱われてしまったミネバとミコットのやりとりは、アニメから UC に入った人には変節が速すぎてちょっとついていけないんじゃないかと感じました。私は小説をひととおり読んでいるのでクライマックスでのジンネマンとマリーダの会話には号泣してしまいましたが、あと 10 分延びてもいいからそのあたりの描写を丁寧にしてほしかったと思います。まあ、BD 特典映像のメイキングを見てしまうと、これでさらに「あと 10 分延ばして」とはさすがに言えないな、とも思いましたが(;´Д`)。
そんな感じで今回は全体的に緊張感のあるストーリーパートが中心、MS 戦闘は ep5 のラストから続くゼネラル・レビル戦と終盤に少しあった程度でしたが、どちらも短時間ながら内容が濃くて見応え十分。ep1 の冒頭よろしく、ジェガンやリゼルの渋いやられっぷりこそ UC 最大の醍醐味だなあ、というのを改めて感じました。
BD は Amazon で予約してあったんですが、この作品だけはどうしても一般発売が待ちきれず(笑)、劇場限定版を買ってきました。
機動戦士ガンダム UC episode 6 『宇宙と地球と』 [Blu-ray]
通常販売に比べると ¥3,000 くらい高いのが痛いところですが、BD 発売までに三回以上観ればモトは取れるかな(笑
内容物はこんなところで、
本編ディスク、メイキング映像と昨年開催されたイベント『機動戦士ガンダム UC FILM&LIVE 2012』の映像を収録した特典ディスク、本作の特製シナリオ冊子、『FILM&LIVE 2012』の台本、あと生フィルム。BD の「初回限定版」の内容にシナリオ冊子と生フィルムを足した内容になっていますが、個人的には一般発売から 2 週間早く観られる、というのだけがメリットかな(笑。
特典ディスクはまだメイキングしか観ていませんが、なかなか見応えがありました。特にファーストガンダムの流れを強く感じさせる SE(サウンドエフェクト)がどこでどのように作られているか、という話はとても興味深かったですね。
生フィルムはアンジェロ・ザウパー。今回の BD ジャケットはアンジェロなので、そういう意味では当たりですが、表情といい、ちょっと微妙かも(´д`)。まあいいんですが…。
最終回『虹の彼方に』の公開は 2014 年春、ということで実に一年後。あまりにも待ち遠しいですが、少なくとも 70 分以上の尺になることは既に見えている、ということなので、最終回に相応しい大作になりそうです。さらに今回は、ファーストガンダム TV シリーズのリマスター BD-BOX が今夏発売ということも発表されました。TV シリーズは結局 DVD-BOX をスルーしたので、BD-BOX は買っても良いかなと思っていますが、どれくらいのクオリティで出てくるんでしょうね…。
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