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続・Touit 銘板の刻印の違い

先日、Touit 2.8/12 の銘板の刻印には「Carl Zeiss」と「ZEISS」の 2 種類が存在するというエントリーを書いたところですが、スペインのカメラ系速報サイト「Foto Actualidad」で、こんな記事を発見しました。

De Carl Zeiss a simplemente ZEISS

スペイン語なのであまりまともに読めないんですが(汗、おそらくこういうことだと思われます。

カール・ツァイスはブランドを簡略化することを決定した。光学メーカーとしてよく知られた名称をやめ、今後製造される製品には単に ZEISS という刻印のみが記される。Touit シリーズには新しい表記が適用されるが、初期ロットは Carl Zeiss の表記で出荷されており、これは将来オークションで高値で取引されることになるだろう。

なるほど。今後は「ZEISS」という表記になる、と。
初期ロットには「Carl Zeiss」表記のものが混ざっているようですが、言われてみればフォトヨドバシデジカメ Watch に掲載されたレビューは発売前という時期的に商品ではなくメーカー貸出品だろうし、クマデジさんがレビューしてる個体も貸出機。メーカーのデモ機材は試作機や初期ロット品であることが多いので、これらのレビュー記事に出ているのが「Carl Zeiss」表記がほとんど、というのは納得できる話です。あと、1.8/32 のほうでまだ「ZEISS」銘の個体の報告がほとんどないのは、生産開始時期や製造ロット数などが理由じゃないかと思われます。

「Carl Zeiss」をやめて「ZEISS」に変えていく論理的理由が示されていないのでなんだか釈然としない話ではありますが、今後は「ZEISS」が主流になる、というのは確定事項のようですね。そうすると、まだ「Carl Zeiss」表記のものが出回っている 1.8/32 のほうはレア化を見越して早めに確保しておいたほうがいい、ということでしょうか(笑
それから、コシナやソニーで作られているツァイスレンズの刻印も今後変わっていくの?というのも、気になるところではありますが…。


(追記)
Foto Actualidad の記事内からツァイス公式 blog のエントリーにリンクがありました。

From “Carl Zeiss” to “ZEISS” – a brief story about our brand communication | Camera Lens Blog

つまりは企業ロゴとして世界的に浸透している「ZEISS」にブランド名の表記も統一していく、ということなのですね。「Carl Zeiss」は財団名および社名であり、ブランド名としては「ZEISS」であると。このポリシーからいくと、他社が製造販売しているレンズも順次「ZEISS」表記に切り替わっていく、ということになりそうですね。

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