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F1 イタリア GP 2013

イタリアGP決勝 ヴェッテルが余裕のレースで6勝目 – GPUpdate.net

イタリア GP。フェラーリに移籍してからのアロンソは、毎年このレースと地元スペインでのレースでは、マシンの実力以上のものを引き出して、必ず結果を出してきます。このレースでヴェッテルを上回るポイントを持ち帰れるかどうか、が、今シーズンの残りを決めると言っても過言ではないほどの、重要なグランプリ。

それが…予選からヴェッテルが手をつけられない速さを見せ、圧巻の PP。決勝でも、狙い通りにスタートから後続を引き離し、独走態勢に入ります。終盤、ウェバー車が 2 速→3 速へのギヤの入りが悪いというトラブルに見舞われ、どうやらヴェッテル車も似たようなギヤボックストラブルを抱えていたようで、必ずしも盤石の勝利だったというわけではなさそうですが、結果的にヴェッテルにとっては 100 点満点のレース。気がつけば今季ここまで 12 戦で 6 勝、圧倒的ではありませんか。
アロンソとのポイント差は 53pt、3 位ハミルトン以下とも 80pt 以上の差をつけたことになり、これはもはやヴェッテルに対抗できるのは誰か、ではなく、どのレースで 4 度目の戴冠を迎えるか、という観点に移り変わってきました。


対するアロンソは、マシンとサーキットとの相性的にも、雰囲気的にも圧倒的に有利なホームグランプリ。このモンツァで、予選ではマッサのスリップストリームを使わせてもらってすらレッドブルに届かず、決勝でも予選 5 番手からの 2 位は健闘とはいえ、「ヴェッテルに全く歯が立たない」というのが正直な現状ではないでしょうか。今季ほとんどのレースで 3 列目以降のグリッドから表彰台を得ているのはアロンソの力でしょうが、マシンがそれに応えきれていない。これではアロンソもたまらないでしょうね。

チャンピオンシップの行方が半ば確定的になってくると、あとは中団の激しいポジション争いを観戦しているほうが面白いものです(笑)。今回も、バトン・ハミルトン・ライコネンというチャンピオン経験者 3 人が絡んだ 10 位争いがアツかった。柔のバトン、剛のハミルトン、巧のライコネン、というドライビングスタイルの違いが攻防を生み、手に汗を握らせてくれます。本来は、10 位争いではなく表彰台争いで観たい戦いではありますが…。ともあれ、終盤にかけてはコンストラクターズ争いも気になってくるところで、フェラーリ・メルセデス・ロータスの争いと、これまた激しいマクラーレンとフォースインディアの争いも絡んでくるので、まだまだ目が離せません。

ここから先はアジアに舞台を移して、4 週間で 3 レースというハードスケジュール。マシンアップデートもほぼないため、レースチームも総力戦といったところでしょうが、ファンにとっては毎週のように楽しみがやってくる、燃える季節が始まります。

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