「焦るんじゃない、俺は腹が減っているだけなんだ」
冬休みを利用して『孤独のグルメ Season3』の聖地をどこか攻めよう…というわけで、小竹向原のまちのパーラーに再び来てみました。再訪したいお店が多い Season3 の名店の中でも、ここは特にポイントが高い。前回食べられなかったものもあるし、リベンジも兼ねて。
放送直後に来たときには 100 分待ちという状況でしたが、さすがにもうドラマの影響も落ち着いているようで。とはいえお昼前に来たときには満席で、10~15 分ほどは待ちました。普段から混んでいる人気店なんですね。まあ、どうも聖地巡礼っぽい男性一人客も、一組だけ見かけましたが(笑。
店内に入ったところに吊されているサルシッチャ。これこれ、これですよ。これがうまいんだよ。
前回来たときの味を思い出して、自然と唾液腺が活動し始めるこの感じ。
まずはキッシュから。前回来たときには売り切れで食べれなかった「ほうれん草とリコッタチーズのキッシュ」があることを期待して来たんですが、なんと今回も売り切れ(;´Д`)。その代わり、季節のキッシュ(この日は里芋と鶏のひき肉)があったので、こちらをオーダー。
おぉ~っ。かなり、パリ。…なのか?(ぉ
鶏肉とじゃがいも、なら何となく想像つくけど、鶏ひき肉と里芋、ってなんだか日本の煮物みたいだな。どこか懐かしい味わいを、卵に閉じ込めた、ほんわか満たされる味。おいしいです…これ。しかも、これだけでけっこうなボリューム感。
そして今回も楽しみにして来たサルシッチャ。もう、出てきただけでテンション高まります(笑。
おぁ~~~っ。噛んでも噛んでも、肉汁が湧いてくる。どうやって閉じ込めたんだ。
ニンニクの香りがきつめだけど、そういうのを気にしてしまうのがもったいないくらいにうまい。これはガツガツいってしまう味。
続いて、前回来たときに気になっていながらも頼んでいなかった「トリッパ」。牛のトリッパ(ハチノス)とギャラをトマトソースでじっくり煮込んだ料理で、みるからにうまそう。サルシッチャに続いて、ついワイ…ぶどうジュースを頼みたくなる味です。
牛もつの臭み消しのためか、いろいろな香草や豆と一緒に煮込まれていて、とても複雑な味わい。手間をかけて作られているのがよく分かります。スプーンやフォークですくって食べて良し、この店自慢のパンを浸して食べればなお良し。ドラマには登場していませんが、これは隠れたヒット商品かも。
さあ、ではメインディッシュのローストポークサンド、いただきましょうか。前回はパンの選択肢もほとんどありませんでしたが、今回は全種揃っています。ゴローちゃんが食べていたものとは違いますが、最もオーソドックスな「リュスティック」で作ってもらいました。
飲み物は自家製黒糖ジンジャエール。
このジンジャエールというより「生姜を絞った飲み物」と表現したほうがしっくりくるような生姜っぽさが、実にいい。個性の強い肉料理やパンたちにも負けない存在感。この味を覚えると、ウィルキンソンですら物足りなく感じてしまいそう。
リュスティック、前回食べた「チャバタ」と似たような外見と食感ではあるけど、パンの味がシンプルで、ローストポークの肉感がより味わえます。ローストポークのほうは、脂も乗っているけど肉らしい肉感が味わえて、食べているだけでパワーをもらえる感じ。ああ、肉を引き立てるパンに主役のローストポーク、この組み合わせは鉄板かも。
レーズン酵母の食パンでも作ってもらいました。こちらはリュスティック以上にシンプル(だけど市販の食パンよりはずっと食べ応えがある)で、子どもからお年寄りまで親しめそうな味と食感。ローストポークの存在感がより前面に出てくる感じです。
二度目だけど、この店やっぱりいいなあ。店員さんもフレンドリーで活き活きとしていて、寛げます。小竹向原まで来るのはなかなか大変だけど、これはやっぱり夜メニューも攻めに来るべきか。
ちなみに、食べきれなかったパンは包んでもらったほか、お土産にレーズン酵母の食パンと全粒粉のプチパンを買ってきてしまいました(笑。朝食にして良し、チーズやオリーブオイルと合わせてワインのつまみにして良し。しばらくは余韻に浸りたいと思います。
さて、今年はかなり精力的に攻めた聖地巡礼ですが、Season3 の聖地はあと半分残っていますし、原作系でもまだ行っていないお店はいくつか。ドラマのほうは今までのペースを守れば来年 4 月から Season4 があるのでは?と予想していますが、その前に Season3 のお店はコンプリートしたいところ。来年も、飽きずにお付き合いください(笑。
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