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練馬区小竹向原のローストポークサンドイッチとサルシッチャ

「小竹向原…大昔、学生のころ来たきりだ。へー、小学校の下にトンネル」

小竹向原

ドラマ『孤独のグルメ Season3』もそろそろ終盤にさしかかってきました。聖地巡礼のほうは、しばらく甘味パートと原作の聖地を巡ることにして、ドラマ本編のメインのお店はほとぼりが冷めるまで待とう…と思っていたんですが。ちょうど、休日のお昼過ぎまで次女の子守をすることになって、それならちょっと行ってみるか?と思い立ち、先日放送されたばかりの第 9 話の舞台・小竹向原へ向かう電車に、次女を連れて乗っていました。

小竹向原は、学生の頃だったか、社会人になりたての頃だったかに、近くに住む知人を訪ねて一度だけ来たことがあるんですが、当時のことはほとんど覚えておらず。こんな街でしたかね…?本当に、小学校の下にトンネル。

まちのパーラー

小竹向原の駅から 5 分ほど歩いたところに、お店がありました。というか…ここ、「まちの保育園」と同じ敷地の中に併設されているんですね。どおりでガラス張りで明るく、柔らかい雰囲気の店舗になっているわけだ。おそらく、送り迎えのママさんたちの憩いの場になっているんでしょう。

まちのパーラー

まちのパーラー

パーラーだよ、パ ー ラ ー 。よしよし、よしよし。

しかし…やはり放送直後。11 時過ぎにお店に着いたところで、既に 15 組くらいの行列ができていました。とはいえ、普段は送り迎えのママさんたちの待合スペースになっているであろう、ちょっとしたロビー的な場所にベンチがあり、暑さを避けて座って待つことができました。それでも、100 分近く待ったでしょうか?ちょっと早い昼ごはんのつもりが、完全に遅めの昼ごはんになる頃に、我々の順番が回ってきました。


まちのパーラー

やっと飯にありつけるぞ。ちゃちゃっと決めちまおう。

ここのサンドイッチはメニューにある「サンドイッチを作るパンたち」から好きなものを選んでオーダーするシステム。メニューの森に迷い込みそうなほどの選択肢がありますが、残念ながら大半が既に売り切れてしまい、それほど選択肢はありませんでした。ちなみに、自家製のリコッタチーズを使ったキッシュも売り切れ。食べたかったのになあ…。

でも、サンドイッチの具はちゃんとあり、サルシッチャも店員さん曰く「いつもは瞬殺だけど、今日はたくさん仕込んでおきました!」ということで、残っていました。とりあえずメインどころの 2 品がちゃんと食べられるだけでも、来て良かった。

まちのパーラー

よし、まずはローストポークサンドイッチから。パンは、残念なことにゴローが食べたカンパーニュが売り切れだったので、フランスパンで作ってもらいました。このフランスパンがまた、おいしいんだけどかなりしっかり堅くて、腹にたまる感じ。写真だとサイズ感が分かりづらいですが、思っていた以上に大きいです。というか、松重さんが大きすぎるせいで、テレビ画面からサンドイッチの大きさが伝わらない(笑

まちのパーラー

胃袋よ、ほら、肉だ!

ローストポーク、こんなに挟んじゃっていいの?というくらい、たっぷり挟まれてます。ボリュームがあるわりにあっさりしていて、食べやすい。もっと濃い味を想像していましたが、味付け自体は控えめで、ローストポークの肉肉しい味と食感そのものを楽しむ感じ。それに、プチトマトの酸味が味のアクセントになっていて、いい。

これはうまい。見た目以上にうまい。

まちのパーラー

それと、「ふらっと QUSUMI」で久住さんが食べていた、フレッシュトマトとペコリーノ(羊のチーズ)のサンドイッチ。こちらは「チャバタ」というパンで作ってもらいました。見た目はこっちのほうがサンドイッチらしいですね。

まちのパーラー

スライストマトにうっすら載せられたペコリーノと、さらにその上に散らされたオレガノが、見るからにうまそう。タンパク質がチーズだけなのであっさりしているけど、チーズ好きな私としては、これはこれでうまい。「チャバタ」は、表面はカリッとしているけどフランスパンよりは食べやすくて、サンドイッチ向きな感じ。さすが自家製パンだけあって、パン自体がうまい。

まちのパーラー

飲み物は、もちろん自家製黒糖ジンジャエール。市販のジンジャエールはウィルキンソン派だけど、お店で飲むならこういう手作り感たっぷりの、生姜の味がストレートに味わえるのがいい。黒糖で甘味を加えているのも、味により深みを出していて、いいじゃないですか。

まちのパーラー

そ・し・て、きたきたきましたよ。楽しみにしていた自家製サルシッチャ。どーんと、存在感あるなあ。表面の照りもいい。

まちのパーラー

サルシッチャはセットメニューなので、パンがついてきます。女子なら、このサルシッチャセットだけでお腹いっぱいになるんじゃないかと。

ここのパン、どうやらこのお店で焼いているわけではなくて、パンだけは江古田のほうにある本店・パーラー江古田で焼いているようですね。順番待ちの間、何度となくワゴン車がお店の前に来て、焼きたてのパンを補充していっていました。クルマだとほんの数分の距離だと思うので、ほんとうに焼きたてが食べられます。

まちのパーラー

このいかにも粗挽き肉って肉!
フォークを刺すだけ、ナイフの刃を立てるだけで中からじゅわあっと溢れてくる肉汁。これがまた、食欲をそそります。

さて、一口。
うん…、うん、うん!
サルシッチャ、名前はしっちゃかめっちゃかだが、うまし。
けっこうニンニクたっぷりで、匂いも強めだけど、それがまたいい。というか、普段ニンニクをほとんど食べない次女もがっつくように食べていたので、これは本当にうまいということでしょう。

うん、身体に肉が充填されていく。肉汁の充実感、略して、肉汁実!
いやあ、これはちょっとグラスぶどうジュースでも一杯もらわないとやってられないでしょう。…でも、幼女を連れた父親が昼間っから一人で酒飲む図はどうにもいたたまれないので、自粛(ぉ

まちのパーラー

まちのパーラーかぁ。こんな店、近くに欲しいなぁ~。
近所にあったら、週末は家族でブランチに来て、昼間っからワインに浸るに違いないけど。

黒板に書かれた夜メニューも、そそるよなぁ~。どれも私が好きそうな感じで、これは赤ワインが捗るに違いない。そして、「肉屋盛り」っていうのが何なのか、気になる(笑
これは、そのうちまた夜に来てみるしかないかなあ。

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