6 年ぶりに、金沢の卯辰山でステーキをいただいてきました。
金沢の中心街からちょっと離れた山の中、車でないとまず行けない場所にある老舗のステーキハウス。金沢界隈ではけっこう有名なお店らしいですね。以前、妹の新居を見に来たときに来て以来でしたが、今回久しぶりに金沢に来るということで、再訪してみました。
まあ、まずは生ビールでしょう。昼間からのビールというのは後ろめたさが逆にうまさを増してくれるものですが(笑)、まあ、今回はお盆休みだからね。
肉を焼き始める前にサラダ。シンプルなサラダですが、いずれも新鮮な野菜を使っていて、うまい。
そして、ビールのつまみはこれですよ。
目の前でシェフがガーリックチップを炒めてくれます。こんがり狐色になったら、そのままヘラでステーキ皿にサーブしてもらえるというわけ。
これを肴にビールを飲み進めながら、メインを待ちます。
じゃーん!ガーリックチップを炒めた鉄板の上でそのまま、ステーキ肉をガツッと焼いてくれるわけです。
(さすがにこの量で一人分というわけではありません)
シェフの鮮やかな手さばきも、酒の肴になりますねえ。
いい感じに焼けてきました。もう見るからにうまそうだ…。
ステーキの肉はニュージーランド産/国産でそれぞれロース/ヒレからの選択式。国産はけっこう覚悟のいる値段がするので、私はニュージーランド産のロースをオーダー。国産のほうは、日によって仕入れ先が異なるそうです。
焼きあがったら、一口大に切って鉄板から直接ステーキ皿に盛り付けてもらえます。
焼き目と赤い部分の割合がちょうどいい。ちなみにミディアムで焼いてもらいました。
ホースラディッシュ(西洋わさび)とステーキソースにつけていただきます。
脂が乗っているけどしつこくなく、質のいい肉そのものの味を堪能するタイプのステーキ。「いかにも肉って肉」というのは、こういう肉のことを言うのかもしれません。ああ、うまい。
ステーキをいただいている間にもシェフは仕事を続けていて、肉を焼いた直後の鉄板でもやしを炒めてくれます。
このもやしがまた、シャキシャキした歯ごたえに、さっきまで焼いていたニンニクとステーキのうまみが絡まって、このもやしだけでご飯三杯くらいいけてしまいそう。そして、このもやしが間に挟まることで、また新鮮な気持ちで肉をいただける。俺はこのまま肉ともやしの永久機関になってしまうのかもしれない。(大げさ
ステーキをだいたい食べたところで、ご飯セット登場(ご飯のタイミングは最初か最後か選べます)。
おそらく石川県産のコシヒカリだろうと思われるおいしいお米に、みそ汁と漬物がまたいい仕事をするんだな、これが。
こうなったらもうご飯の上にステーキを載せて食べること不可避ですよ(笑。
金沢って、「加賀百万石」と言われるだけあって派手なイメージが強いですが、豪華さの中にも丁寧な仕事ぶりやもてなしの心がこもっているのが、同じ北陸人としては心を許せるところだと思います。そんな金沢のもてなしを凝縮したようなお店。安くはないから何かのきっかけがないとなかなか来ることが難しいですが、機会を見つけてまた来たいと思えるお店です。
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