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ゴスペラーズ / The Gospellers Now [Hi-Res]

ゴスペラーズ / The Gospellers Now [Hi-Res]

※mora は現在アフィリエイトを実施していないため、↑のジャケット画像は Amazon の CD 販売のものです。

ハイレゾ音源をもうちょっと何か買ってみようと思って漁っていたら、ゴスペラーズの最新アルバムがハイレゾ配信されていたので、買ってみました。

ゴスペラーズはデビュー当時によく聴いていました。むしろ、私の R&B/ソウル好きは久保田利伸とゴスペラーズにルーツがあると言って良いくらい、影響を受けたグループでもあります。社会人になってから次第に聴かなくなっていましたが、気がつけば今年は彼らのデビュー 20 周年にあたるんですね。ちなみに、このアルバムは彼ら自身のメジャーデビューアルバム『The Gospellers』をタイトルとジャケットの両面でオマージュしています。

1 曲目は某ラジオ局で夏頃にパワープレイされていた『SING!!!!!』。ライヴの冒頭にメンバー紹介がてら歌われるテーマソング的な曲ですが、曲調とかアレンジが今までのゴスペラーズっぽくない。調べてみたら作詞作曲は前山田健一(ヒャダイン)氏なんですね。ヒャダインといえばももクロやアニソンの作曲の人、というイメージしかなかったけど、実はけっこういろんなアーティストとコラボしているんですね…。


タイトルに『The Gospellers Now』とつけるからには、20 年経った彼らの「今」の音楽性が反映されたアルバムだろう、ヒャダインの音楽性も取り込んで…と思ったら、明確にテイストが違うのはオープニング曲のみ。それ以外の楽曲は、良くも悪くもゴスペラーズらしい作風で、アレンジは ’80s ディスコサウンドや ’60s のグループサウンズを彷彿とさせるものも多く、これが「Now」?という疑問も湧いてきます。が、ある意味デビュー当時から連綿と続く音楽性が今のゴスペラーズそのものだと考えれば、それほど違和感がないのも事実。

私のお気に入りはノリノリの #1『SING!!!!!』、ヒット曲『ひとり』を思い出させる#8『Looking for your love』、ゴスペラーズらしいハーモニーで聴かせる #9『reborn』あたり。そして今までのアルバムでも収録されてきたカヴァー曲は、今回はフォー・シーズンズの名曲 “Sherry”。これはつい先日映画化された『ジャージー・ボーイズ』でもフィーチャーされていた楽曲で、これを意識してかどうかは分かりませんが、タイムリーな収録と言えます。

今改めてデビューアルバムと比べながら聴いてみると、コーラスグループとしての彼らの成長ぶりがよく分かります。逆に、デビュー当時の荒削りな唄い方も、それはそれでアカペラ愛に溢れていて良いものですが。過去のアルバムも引っ張り出してきて、最初から順番に聴きたくなりました。

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