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愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN 特別編

安彦 良和 / 機動戦士ガンダム THE ORIGIN (24) 特別編

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アニメ ep1 の一般公開を目前に控え、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の最新刊が発売されました。とはいっても既に完結している作品なので、この 24 巻は「特別編」という位置づけ。過去に発表済みの前日譚、後日譚の詰め合わせになっています。

収録されているエピソードは「その前夜」「キャスバル 0057」「アルテイシア 0083」「アムロ 0082」の 4 本。「その前夜」は角川から関連書籍として発売された公式ガイドブックで初出(余談だけどこの公式ガイドブックだけで 3 巻も発売した角川はいくらなんでも悪どいと思う)かつ愛蔵版 VII にも収録されているもので、それ以外の三つは愛蔵版 XII で既に収録済み。初出なのは表紙イラストとカバー折り返しの作者コメント、あとちょびっと掲載されている安彦先生へのインタビューくらい?つまりは B6 判コミックスとして初収録となるだけで、愛蔵版を全巻揃えている人はあえて買う必要はありません。まあ、私は B6 判も愛蔵版も全部揃えたけどな(ぉ

という感じで相変わらず商売としては悪どいわけですが(安彦先生自身もコミック等の作者コメントイラストで編集部に対する不平は繰り返し述べています)、作品の内容は良いんですよね。サイド 7 でジーン兵長が戦功を焦り、シャアが「若さ故の過ち」を悔いるに至った経緯を描く「その前夜」。キャスバル・レム・ダイクン生誕の日を描く、どこか神話めいた雰囲気すら感じる「キャスバル 0057」。セイラのその後の人生をカイ・シデンの目線で描いた「アルテイシア 0083」。そしてちょっと異色な「アムロ 0082」。
アニメ版でルウム戦役以前のムンゾ自治共和国の映像を観た後に改めて「キャスバル 0057」を読むと、なかなか感慨深いものがあります。この中に登場する、誰得なキシリアのランドセル姿は必見と言えるでしょう(笑。ただ、「アムロ 0082」はちょっと賛否両論かもしれません。まあこれはスピンアウト作品というよりは、安彦先生自身による二次創作、と捉えたほうが良いでしょうが…。

『青い瞳のキャスバル』の一般公開まであと 1 日と少し。プレミア上映会で一度観てはいますが、改めて楽しみになってきました。

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