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スマホを PC 用 VR HMD 化する RiftCat/VRidge

今日はいよいよ PlayStation VR の発売日でしたね。私ももちろん買…えませんでした(号泣

本当は一日も早く遊びたいのですが、モノがないことにはしょうがない。先日買ったスマホ VR ゴーグルはあるけど、スマホ系の VR コンテンツは動画見るだけのものが多くてすぐに飽きるし、何かもっと楽しめる方法はないものかと試行錯誤していました。
そしたら、あるじゃないですか、Android スマホを HTC Vive 代わりの VR ゴーグルにして、PC 向け VR コンテンツを遊ぶための手段が!

3,000円でOculus体験! 簡易ゴーグル+RiftCatでスマホで本格VRを実現 | Game Deets

「RiftCat」というソフトウェアを使うことで、HTC Vive や Oculus Rift を持っていなくても PC 用 VR が簡易的に遊べる、とのこと。
さっそくインストールしてみました。

RiftCat

使うための手順は、

  1. PC に RiftCat をインストールする
  2. スマホ用 VR ゴーグルを用意する
  3. スマホに VRidge をインストールする

たったこれだけ。クオリティは犠牲になるとはいえ 10 万円する HTC Vive や Oculus Rift を買わなくてもいいというのはとても助かります。

RiftCat

スマホ側にもアプリをインストールして、同じネットワーク下でそれぞれ RiftCat/VRidge を起動すると、互いに認識して使えるようになります。
その際 PC のファイアウォール設定に RiftCat を例外設定してやらないと繋がらないので要注意。

RiftCat

RiftCat 上のスマホ設定画面では、表示のクオリティを変更することができます。
とはいえ 3D の演算は PC 側で行い、レンダリング結果をストリーミング動画としてスマホに送り込んでいるだけなので、スマホ側の処理性能はあまり気にする必要はありません(といってもさすがにローエンドスマホじゃ厳しいですが)。どちらかというとネットワークのスループットに依存するので、できるだけ 5GHz の .11ac などを使いたいところ。PC とスマホを USB 接続(テザリング接続)しても使えますが、少なくとも USB 2.0 のスマホでは Wi-Fi と有意なクオリティ差は見られませんでした。


VRidge

スマホ側は PC と接続完了すると、↑のような待機画面になって PC 側で VR アプリが起動するのを待ち受けます。

RiftCat

ここで PC 側の「PLAY STEAMVR GAMES」ボタンをクリックすると、SteamVR のサブウィンドウが表示され、スマホが HTC Vive として認識されます。最初にこの画面が出たときはちょっと感動。
ただしハンドコントローラもベースステーションもないので、それらは当然認識されません。

VRidge

スマホ側の画面では、VR ゲームが起動するまでの間は灰色の VR 空間が表示されます。
スマホ内蔵のジャイロセンサを使ってヘッドトラッキングもちゃんとできています。

しかし…SteamVR からいくつか Vive 対応 VR コンテンツの体験版をダウンロードしてみましたが、どのタイトルも起動すらできず。Oculus 用タイトルも同様でした。
おそらく、PC が各タイトルの要求スペックを満たしていないので起動自体ができない、ということのようですorz。まあ四年半前の Radeon HD 7850 だからなあ…。

RiftCat

残念ながら SteamVR のゲームタイトルは遊べませんでしたが、他にも RiftCat 自身が配布している VR コンテンツがあります。RiftCat が提供するライブラリから、負荷が低そうなタイトルをいくつかダウンロードしてみました。

VRidge

起動できなかったものもありましたが、↑の「Minformer」というゲームはプレイできました。見るからにシンプルな 3D ゲームで、クオリティは初代プレステ以下ではありますが(ぉ)、それでもちゃんと遊べることが確認できただけでも嬉しい。シンプルすぎてすぐに飽きてしまいますけどね…。

なお、RiftCat は無料版では 10 分の時間制限があり、時間いっぱいになると強制停止されてしまいます。アプリごと再起動すればまた遊べますが、動作確認するにしても 10 分程度じゃやってられないので、私はレジスト(日本円にして ¥1,600 程度)してしまいました。
PC のスペックさえ足りていれば(GeForce GTX 9xx 以上が求められるのが辛いところですが)、スマホ用 VR ゴーグル+RiftCat のレジスト料合わせて ¥3~4,000 程度で SteamVR の豊富な VR タイトルが簡易的に遊べる環境が得られるというのは安い買い物ではないでしょうか。かなり玉石混淆ながら、タイトル数だけでいえば PSVR よりも全然揃っています。しばらくはこれだけでも遊べそうですね。どうやら PlayStation Move を PC に繋いでハンドコントローラとして使うこともできるようなので、その気になれば Vive/Oculus がなくてもそれなりに遊べてしまう感じ。

とはいえ私はそもそも PC スペックが足りていなさすぎるので、そろそろグラフィックボードの更新を具体的に考えようと思います(´д`)。

TEPOINN / VR TEPOINN

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