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F1「レッドブル・ホンダ」誕生

ホンダ、レッドブルにF1パワーユニット供給で合意。2019年シーズンよりトロ・ロッソと2チーム体制に – Car Watch

ホンダが 2019 年シーズンからレッドブル F1 チームにパワーユニットを供給することが正式発表されました。

昨年マクラーレンと袂を分かち、トロロッソへの供給が決まった頃からほぼ既定路線として報道されてきたことがようやく確定したことになります。レッドブルとしてはホンダの進化を注視しながらルノーと両天秤にかけていたところ、ルノーから「オーストリア GP までは待たない」と最後通牒を突きつけられたことで少し前倒してフランス GP 前の発表となった、ということでしょう。また先日のカナダ GP でのアップデートで新スペックの PU が期待通りのパフォーマンスを見せたことが最後のボタンを押したのかもしれません。いずれにせよホンダとしてはようやく「勝てるチーム」への供給体制が整ったことになるし、レッドブル的にはルノーよりも伸びしろのありそうな PU を確保しつつ、2021 年の新レギュレーション導入に向けて新規参入が噂されているポルシェとの両天秤にかけられる、ということになります。

しかしタイトルスポンサーとして引き続きアストンマーティンとの契約も継続するということで、来季のチーム名は「アストンマーティン・レッドブル・レーシング・ホンダ」?ちょっとよく分かりませんね(;´Д`)。

そんなわけで来季のホンダ F1 はレッドブル+トロロッソの 2 チーム 4 台体制ということになります。ホンダが 2 チームに PU を供給するのは実に 2008 年のホンダ&スーパーアグリ以来 12 年ぶりのことで、実走データが二倍手に入ることで開発は加速するはず。またトロロッソはレッドブルからギヤボックス等の供給を受けており、セットで効率良い開発が進められることが期待できます。仮にホンダ製 PU が少なくともルノーと同等以上の性能になったとして、今季ここまで 7 戦中 2 勝を挙げているレッドブルの総合力を考えれば、レッドブル・ホンダとして早期に優勝の可能性もあるはず。

そこで重要になってくるのがドライバーですが、複数年契約があるフェルスタッペンはともかく、今季いっぱいで契約が切れるリカルドの去就が気になります。メルセデスもフェラーリも来季のシートはまだ埋まってはいないものの(ライコネン、ハミルトン、ボッタスの現契約が今季限り)フェラーリはヴェッテルがリカルドを受け入れるとは考えにくく、メルセデスも現在のドライバーラインアップに満足している様子。となるとリカルドとしては来季勝てそうなチームを消去法で選んでいくとレッドブルとの契約延長が最も堅いセンでしょう。リカルド&フェルスタッペンの組み合わせは現在の F1 でも間違いなくトップクラスなわけで、個人的には早くリカルドの契約延長の報が聞きたいところです。

あと、個人的には三十年来夢に見てきた「エイドリアン・ニューウェイが作ったマシンにホンダエンジンが載る」が遂に実現されるということで、今からワクワクしています。いきなりチャンピオンへの挑戦権が得られるとは思っていませんが、まずは 2006 年ハンガリー GP 以来の表彰台の頂点を早く見たい。

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