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OCTOPATH TRAVELER

久しぶりに新しいゲームタイトルに手を出しました。

OCTOPATH TRAVELER(オクトパス トラベラー)

スクエニの新シリーズとなる『OCTOPATH TRAVELER』。「オクト・エキスパンション」の次にオクトパスというとなんかタコづいてるように見えますが(笑)、本作はタコとは関係ありません。
『ブレイブリー』シリーズのスタッフが手がけながらも同シリーズからは全く独立した新作。8 人の主人公から選んでプレイできるシナリオやグラフィックの雰囲気はブレイブリーというよりもむしろ SFC の『ロマンシング サ・ガ』シリーズに近いイメージで、かつてのロマサガファンとしては飛びつかざるを得ませんでした。

しかも今の時代にあえてドット絵(風)グラフィックを導入しているというのがスーファミ世代としては嬉しい。厳密にはドット絵ではありませんが、3DCG をドット絵風に処理しつつ、グラフィックを被写界深度的な表現で奥行きを見せていたり、画面中に飛び交う光のパーティクルがとても美しい。3DCG とドット絵の融合というと、一つ間違えば『新訳 Ζ ガンダム』のような残念な見え方になってしまうのではという不安もありましたが、いざプレイしてみるとこれがまた懐かしさもありつつ新しい、美しい表現で妙にしっくりきます。この世界観、気に入った。

8 人の主人公はそれぞれに固有のジョブがあり、NPC に対して特殊なコマンドを実行することができます。町の人を連れ出してモンスターとのバトルに参加させたり、町の人と戦ったり、持っているアイテムを買い取ったり…コマンドの並びを見ているだけでもシュールな気分に襲われます(笑。このゲームシステム、少しプレイしてみた限りはあまりストーリーに絡んでくる要素が見られないのですが、今後重要になってくるのか、それとも死に要素になってしまうのか。

8 人いる主人公のうち、私はストーリーが重そうな踊子プリムロゼと神官オフィーリアで迷った挙げ句、オフィーリアでスタートしました。まだそれほどストーリーを進められたわけではありませんが、とりあえず 8 人のうち 4 人を合流させたところ。全員分のシナリオを見るには 8 回プレイする必要があるのかと思ったら、1 回のプレイでそれぞれのシナリオを平行して辿っていく方式っぽいですね。

ゲームはフルボイスかと思ったら重要イベントのみフルボイスで、NPC との会話等は挨拶や感嘆詞のみボイスがつく最近の『ファイヤーエムブレム』のような形式でした。
ちなみに狩人ハンイットの声、どこかで聞いたと思ったらガンダム UC でマリーダ役をやっていた甲斐田裕子さんじゃないですか。生真面目な戦闘(狩り)のプロフェッショナルというキャラクターからしてかなりマリーダさんと重なるところがあり、今後メインパーティの一人として使っていきたくなりました。


バトルは他の RPG 以上に「弱点」の要素が重要で、モンスターの弱点を一定回数突くと「ブレイク」状態になって 1 ターン行動不能&防御力低下状態になります。これにより与ダメ/被ダメが明らかに変わってくるので、戦術上非常に重要。

加えて「ブースト」。ブレイブリーシリーズの「ブレイブ」の使い勝手を良くしたような要素で、最大 3 回分までブーストすることで攻撃力や回復力を高めることができます。ブレイクとブーストと弱点属性の組み合わせによってバトルの難易度が大きく変わります。さほど複雑でもなく、画面エフェクトも相まって決まったときの爽快感も強い。なかなか秀逸なバトルシステムだと思います。

まだまだ序盤で物語のスケールがどれくらいなのか不明なのですが、とりあえずここまで遊んでみた印象としてはなかなか面白い。中高生の頃に SFC でプレイしていた RPG の感覚が帰ってきたような感覚で、こういう楽しさは久しぶり。これは夏休みにかけて楽しめそうです。

OCTOPATH TRAVELER

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