高速な USB メモリが必要になったので、久しぶりに新しいものを購入しました。
数年前に VAIO のリカバリメディア作成のために買った USM16W の後継機種です。外観はほぼ変わらずに USB 3.1 Gen1 に対応したマイナーチェンジモデル。
以前の USM-W シリーズは海外向けにしか販売されていませんでしたが、今回の USM-W3 シリーズは正式に国内販売もされています。でも Amazon で見たところ並行輸入品のほうが 2/3 くらいの値段で売られていたため、私は今回も海外モデルを購入。メーカー保証が付きませんが、USB メモリはデータ保存用ではなくあくまで一時的なコピー用なのであまり気にしません。
USB Type-A のオスコネクタをそのまま延ばしたような形状でとてもコンパクト。ソニー製 USB メモリというとノックスライド式のイメージが強いですが、それに比べても大幅に小型化されています。ノックスライドタイプは端子が保護される安心感やアクセス LED などの利便性があって良いんですけどね。
外観は USM-W シリーズと全く同じで、コネクタ内部が USB 3.x を表す青色になっている点だけが異なります。
公称 160MB/s というスペックだけど実際のところどうなのか?というのを CrystalDiskMark で計測してみました。比較対象は今までメインで使っていた USM32GT、USB 3.x 世代同士での比較です。
ドライブ | USM32W3 | USM32GT |
---|---|---|
Sequential Read (Q32T1) | 216.329 | 90.453 |
Sequential Write (Q32T1) | 67.207 | 12.581 |
Random Read 4KiB (Q8T8) | 12.869 | 10.071 |
Random Write 4KiB (Q8T8) | 0.008 | 0.031 |
Random Read 4KiB (Q32,T1) | 13.002 | 9.643 |
Random Write 4KiB (Q32T1) | 0.005 | 0.178 |
Random Read 4KiB (Q1T1) | 10.865 | 7.717 |
Random Write 4KiB (Q1T1) | 0.009 | 0.093 |
おお、思っていた以上に速い。シーケンシャルリードは公称スペック以上だし、USM32GT に比べても倍以上速い。シーケンシャルライトに至っては USM32GT の 5 倍高速です。外付け SSD や UHS-II SDXC ほどではありませんが、ちょっとしたファイルコピーでも違いが体感できるほど高速化されています。
この満足度で二千円ちょっと、これはいい買い物をしました。USB メモリってそんなに頻繁に買い換えるものではありませんが、これだけ違うというのが判ると定期的に買い換えたくなりますね。
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