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F1 イタリア GP 2019

F1イタリアGP決勝:ルクレール、フェラーリ地元で“貫禄”の勝利。レッドブルは苦戦

前戦ベルギーに続いてフェラーリのシャルル・ルクレールが 2 連勝を決めたイタリア GP。チームの本拠地でのポールトゥフィニッシュであり、ヴェッテルがフェラーリに移籍して以来 4 年間成し遂げられなかったことをルクレールは初年度に達成してしまいました。

しかし個人的には今回のグランプリにはなんか釈然としない思い。予選は Q3 で全員が他車のトウ(スリップストリーム)を使うために最終アタック直前にスローダウンして前を譲り合った挙げ句、時間切れでほとんどのドライバーがタイムを更新できないまま予選終了。しかもその行為に対するスチュワードの判定は一部ドライバーへの戒告処分のみ。こういう事態を引き起こした原因はスポーティングレギュレーションの穴だろうけど、アスリートとして競いまたファンの前で興行するのがチームとドライバーの役割だとすれば、互いに「どうぞどうぞ」する以外にやるべきことがあるんじゃないの?ルクレールが PP を獲ったから現地のティフォシ達は熱狂していたけれど、テレビの前で何人のファンがため息をついていたことか。

そして決勝はあちこちで審議やペナルティが発生する荒れ気味のレースになりますが、基本的には PP からトップをひた走るルクレールをハミルトンが僅差で追う展開。その中でルクレールは一度コースアウトしてコーナーをカットした形になりながら(おそらくそこで多少のゲインはあったと思われる)そのまま復帰したり、ハミルトンの仕掛けに対して複数回のレーンチェンジを伴うブロックを行うなど完全にクリーンとは言えないディフェンスでした。しかしこれらの行為にタイしての裁定はハーフブラック&ハーフホワイトフラッグ(警告。次回アンフェアな行為を行った際には失格)止まり。今シーズンはこれまでにもルクレール&フェラーリに対して甘い裁定が何度かあっただけに、不公平な印象は否めませんね…。
今回のレースではフェラーリのタイヤ戦略もピタリとハマり、ルクレールの走り自体も若干ダーティだったことを除けば見事で優勝に相応しいものでしたが、なんだか終始茶番を見せられているような気分でした。

これでルクレールは今季 2 勝目、対して本来のエースだったヴェッテルは未勝利に加えて今回無得点+ペナルティポイント累計 9pt という対照的な状況になりました。もはやフェラーリは名実共にルクレールのチームになったと言っても過言ではないし、ヴェッテルはどうするんでしょうね。レッドブル復帰の噂もありますが、今のメンタルで戻ってこられても…という気はします。

レッドブル勢としては上位争いに絡めない寂しいレースでした。今回でいよいよ 4 台のマシンにスペック 4 PU が搭載されたわけですが、ペナルティで最後尾からスタートしたフェルスタッペンはオープニングラップで接触、上位スタートだったアルボンもタイムペナルティを受けたりタイヤ交換直後に VSC が導入されたりと良いことがなく、アルボン 6 位・フェルスタッペン 8 位がやっと。しかしアルボンは序盤に果敢にオーバーテイクを試みるシーンが見られたり、二台とも単独走行中はトップと遜色ないタイムを記録できていたり、ポジティブな要素はありました。
トロロッソはクビアトが入賞圏を走行中にマシントラブルでリタイヤ。新スペックの PU が壊れたのかと不安になりましたが、故障箇所は PU そのものではない可能性が高いとのことでひと安心。ガスリーは…終始ノリスと入賞圏を争ってはいたものの、結局抜ききれずに 11 位フィニッシュ。こういう決定力のなさがレッドブルから降ろされた理由なんだよなあ。

まあ、元々モンツァはレッドブル勢のマシンとはあまり相性が良くないと思われたので、さほど悔しくはありません。むしろ本命は次のシンガポール、スペック 4 PU の熟成も進みマシンとの相性も良いということでフェルスタッペンに優勝の期待がかかります。楽しみにしていきましょう。

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