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Optoma UHD50

Optoma、4K/HDR対応で約24万円のDLPプロジェクター。5.3kg、設置性向上 – AV Watch

Optoma UHD50

Optoma から 4K/HDR 対応の DLP プロジェクタが発表されました。

Optoma がこれまで発売した 4K プロジェクタの中で最廉価だったのは、0.66 型 FHD DLP を画素ずらし方式で 4K 表示に対応させた UHD60 で、実売約 30 万円。それが今回の UHD50 では 0.47 型の画素ずらし DLP で約 24 万円。20% ほど安くしてきました。私がこれまで注目してきたのは BenQ HT3550 とエプソン EH-TW7100 という 20 万円クラスだったため UHD60 は予算外でしたが、UHD50 なら何とか射程範囲。実質的に 20 万円クラスの 4K プロジェクタ市場に Optoma も参戦してきたという状況です。

UHD50 が搭載している DLP デバイスは BenQ HT3550 と全く同じ。あとは光学系と絵作り、入出力端子、静音性、設置性などが差異化のポイントと言えます。2.6m の距離から 100inch 投写できる 1.3 倍ズームレンズ、レンズシフトは垂直 ±10%(HT3550 は垂直 +10% のみ)、というスペックまで含めて HT3550 に酷似しています。同じ DLP 素子を搭載しただけでここまで似るとは思えないので、先行者たる HT3550(あるいはその前身 HT2550)をかなり意識した商品企画なのでしょう。

私はこの冬こそ 4K プロジェクタが欲しいと考えていたのですが、調べてみるとどうも HT3550 はファームウェアに細かな不具合があり、かつ日本国内では一般ユーザー向けに更新版ファームウェアの提供を行っていない模様。海外版ファームの適用に失敗して起動しなくなった…という情報もあったりして、サポートが不安な製品に 20 万円を支払う勇気はさすがにありません。一方で EH-TW7100 のほうは、同じ半画素ずらしモデルである EH-TW8400 の画質を店頭で見てみたところ、2K よりはちょっとマシだけど 4K というにはちょっと無理があるレベルの解像感で(実解像度は 3K 足らずなんだから当然か)、ちょっとなあ…と思ってしまった経緯があります。画質的に言えば全画素ずらしの DLP に分がありますが、BenQ の品質に不安がある状況ではこの UHD50 が唯一の選択肢になるのかもしれません。

でも OLED TV もそろそろ買える価格帯になってきた今なら、プロジェクタに投資せずに思い切って 65inch くらいのテレビを買ってしまったほうが満足度が高いのかもなあ、なんて思い始めていたりして。ホームシアタープロジェクタは男の夢ではありますが、選択肢も比較視聴できる環境も限られるプロジェクタの状況を考えると、悩んでしまいます。

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