サブ用途のモバイル回線がもう一つ必要になったので、UQ モバイルと契約してみました。
今までメインのサブ回線(なんだそれ)で使っていた mineo にはそれほど不満もなかったのですが、回線を増やすならば docomo 系 MVNO ばかり複数持っているのも面白みに欠けるし、トラブル時のバックアップにならない。特に mineo は先日大規模障害を出したところですしね。ということで KDDI 系回線、かつキャリアのサブブランドとしての MVNO の実力はどれほどのものか?ということにも興味があったので、今回は UQ モバイルを選択。ちょうど今なら新規契約で 3,000 円/MNP で 6,000 円のキャッシュバックキャンペーン
端末はとりあえず現在試用中の iPhone 11 Pro。SIM フリー iPhone はこういうときキャリアをほぼ気にしなくて良いほど対応バンドが広くて助かります。
軽くスピードテストをかけてみたところサクッと 50Mbps オーバーの値が出てしまったのでちょっと驚きました。これ MVNO としてはかなり速いのでは?
ということで、改めて docomo(iPhone XS)、mineo D プラン(Xperia 8)と比較してみました。ベンチマークは Speedtest.net(Ookla)と Speedcheck.org(Etrality)の二種。端末がバラバラなので計測条件は揃っていませんが、目安にはなるでしょう。
キャリア | NTT docomo | UQ mobile | mineo (D) | |
---|---|---|---|---|
Speedtest.net | Ping | 27ms | 33ms | 43ms |
Download | 128.00Mbps | 55.30Mbps | 27.00Mbps | |
Upload | 9.71Mbps | 14.30Mbps | 14.80Mbps | |
Speedcheck.org | Ping | 23ms | 23ms | 47ms |
Download | 128.73Mbps | 42.42Mbps | 32.83Mbps | |
Upload | 9.10Mbps | 25.28Mbps | 23.82Mbps |
さすがに docomo 本体には敵わないけど mineo より速い。料金体系は mineo のほうが少し安いけど、価格差以上の速度差があります。(公式には否定されるでしょうが)やはりサブブランド系 MVNO は独立系に比べて優遇されているということなのかもしれません(KDDI は docomo よりも接続先 MVNO が少ないことも理由としては考えられますが)。また、こうして見ると docomo は下り偏重で上りの通信速度を絞り気味なのに対して、UQ・mineo は上り方向もしっかり速度が出ているのも面白い。ファイルアップロード等上り方向の通信が多い用途であれば、MNO よりも MVNO を選択したほうが快適と言えそうです。
先日 So-net 0SIM 終了の発表があった際に「MVNO はバックボーンやインフラが強いサービサーを選ぶべき」と書きましたが、今回の結果はそれを裏付けるものになりました。私は mineo でも十分満足していますが、より速くて安定した回線が良いけど MNO は高価い…という向きには UQ モバイルは良い選択肢と言えます。
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