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特別定額給付金をスマートフォンで申請

私の住んでいる自治体での特別定額給付金の申請受付が開始されていたことに気がついたので、早速申し込んでみました。

総務省|特別定額給付金

4/30 の夜に区のサイトを確認したときにはまだ準備中となっていたので、GW 明けまで待たされるものだと思っていたら 5/1 には受付開始していたようです。給付の実施主体は各市区町村であるものの、申込自体は居住地に関わらず総務省のマイナポータルから行う模様。
申請方法は郵送と電子の二通りあり、郵送の場合は申込書が自宅に届けられるのを待つ必要がありますが、電子申請なら即申し込みができ、給付も郵送より早く受けられるはず。ただし電子申請にはマイナンバーカード(紙の個人番号通知書ではなく自分で申請して発行してもらう IC つきのカード)が必要。私はカードを発行しておけば役に立つ機会もあるだろうと思って以前から持っていたのがここで役に立ちました。

電子申請は PC またはスマートフォンから申し込むことができます。PC の場合は公的個人認証サービスに対応した FeliCa リーダが必要。スマートフォンの場合は iOS 13.1 以上が搭載された iPhone 7 以降の iPhone、または 2017 年秋以降に国内で発売された Android スマートフォンの多く(ほぼ国内メーカー製品か Galaxy、Pixel シリーズに限られる)が対応しています。
私は PC でもスマホでも申請できましたが、こういう電子申請ものは過去に PC で確定申告はやったことがあるけどスマホで申請したことがなかったので、興味本位でスマホから申請してみました。

私が持っているスマホだと iPhone XS、Xperia 8、Pixel 4 が対応しています。iPhone は他に試している人がいそうなので、私はあえてマイナーな Xperia 8 で試してみました。
勢いでマイナポータルにアクセスしてみましたが、申請には別途「マイナポータル AP」アプリをインストールしておく必要があります。

マイナポータル AP はそれ自体で申請ができるわけではなく、あくまでマイナポータルの Web サイトと連動してログインやマイナンバーカードの読み取りを行うためのアプリという位置づけのようです。このアプリからマイナポータルにログインすることができるので、いきなりマイナポータルにアクセスするのではなく、先にこのアプリをインストールして、アプリからログインを行った方が手間がないでしょう。

マイナポータルはマイナンバーに対応した各種サービスを一括して閲覧・申請ができる Web サイトです。市区町村によってオンライン申請が可能なサービスは異なるため、通常ならば総務省が管轄するサイトで自分のいる自治体がどのサービスに対応しているか調べるのは大変そう。ですが、マイナポータルは各マイナンバーカードの登録情報に応じて自分の所属自治体の対応サービスを案内してくれる「ぴったりサービス」という機能を持っています。
ぴったりサービスを使う前に対応環境を確認したら、スマホでマイナンバーカードを読み取ります。

スマホの FeliCa ポートにマイナンバーカードをかざし、個人情報を読み取ります。スマホの FeliCa ポートというと通常は電子マネーのタッチ支払いか Bluetooth 機器の NFC ペアリング程度にしか使わないので、いつもとは違う IC カードを読み取ってくれるのはちょっと不思議な感覚。

自分の住民票がある自治体で私が受けられるサービスは今回の特別定額給付金の申請だけでした。が、調べてみたところ私の自治体では児童手当や児童医療費助成関連の手続きを電子申請することが可能な模様。今後、もろもろの登録や申請で区役所に出向かなくてはならなくなった際には一度マイナポータルで電子申請できるか確認することにしようと思います。

特別定額給付金の申請はマイナポータルの画面に従って個人情報や振込先口座等を入力していくだけ。こういう電子申請ものは以前 e-Tax で確定申告した際にサイトの UI のダメさ加減に呆れ返ったことがあったからちょっと覚悟していたんですが、拍子抜けするほどスムーズでした。
入力する個人情報もマイナンバーカードに登録されている情報からコピーすることが可能で、手入力はかなり少なかったです。が、マイナンバーカードから自動転記する際は改めてカードの読み取りが必要になるのがちょっと面倒ではありました。

なお家族分の申請は世帯主が一括して申し込めるらしく、しかも家族分はマイナンバーカードがなくても申請可能(必要なのは世帯主本人分だけ)なのが助かります。

なお振込先口座の登録には該当口座の本人名義の通帳、キャッシュカードまたはオンラインバンキングのスクリーンショット等を画像で登録する必要があります。私はキャッシュカードをそのままスマホカメラで撮影して送信しました(クレジット一体型カードなので念のためクレジット番号は画像編集で黒塗りしておいた)。

ただ、申請を途中まで記入した後でキャッシュカードを撮影していたところ、タイムアウト(?)で申請フォームの記入が最初からやり直しになってしまう事故発生(;´Д`)。必要なデータは予めひととおり用意しておいた方が確実ですね…。

というわけで一度だけ躓いたものの、思っていた以上にスムーズに給付申請が完了しました。マイナンバーカードを持っていない場合は今から発行申請しても発行までのリードタイム的に郵送で給付申請するのと大差なくなってしまうでしょうが、カードがあるなら電子申請をしない手はありません。郵送の場合とは入金までに数週間~一ヶ月近く時間差があるのではないでしょうか。

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