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Sound Blaster X-Fi Go! Pro

リモート会議用のマイクを USB 接続のものに変更してから音声通話の品質が随分向上した(音声のクリアさよりも生活音を拾いにくくなったのが大きい)わけですが、ECM-PCV80U は USB 接続のわりにはホワイトノイズが大きい。ここを改善すればもっとクリアな音声で通話できるはずと思い、USB オーディオボックスを換えてみることにしました。

Creative / Sound Blaster X-Fi Go! Pro

Sound Blaster X-Fi Go! Pro

古参 PC ユーザーにとっては定番中の定番、Sound Blaster ブランド。私も ISA/PCI バスのサウンドカードを使っていた頃には散々お世話になりましたが、今回随分久しぶりに購入しました。パッケージデザインのルール(「Sound」が大きく横向きに入る)が大きく変わっておらず、懐かしい。

音質向上のための USB オーディオボックスという意味では本当にピンからキリまであるけど、今回の目的はできるだけ低コストにノイズを減らすこと。¥3,000 程度で効果があればラッキーと思い、選択肢の中でも比較的安かったこれを買ってみました。

Sound Blaster X-Fi Go! Pro

サイズ感は ECM-PCV80U 付属の USB オーディオボックスとほぼ同じ。Sound Blaster X-Fi Go! Pro のほうは本体から直接 USB Type-A 端子が生えている分コンパクトと言えます。Sound Blaster といえばたくさんのコンデンサとコネクタが搭載されていた拡張ボード時代を知っていると、かなり寂しくなった感じがあります。

Sound Blaster X-Fi Go! Pro

インターフェースはマイク入力とライン/ヘッドホン出力の二つのみ。ECM-PCV80U も同様でしたが、あれはマイク入力が赤色だったのに対して本製品はどちらもコネクタが黒いので紛らわしい(私も実際何度か間違えました)。

Sound Blaster X-Fi Go! Pro

付属品は USB Type-A 延長ケーブルとヘッドホン・マイク混合ケーブルの二種類。本体の USB コネクタを PC に直挿しすると隣の USB ポートを塞いでしまうことがあるので延長コードは必須。ヘッドホン・マイク混合ケーブルはイヤホンマイク等を接続する際に使用します。

Sound Blaster X-Fi Go! Pro

オーディオ出力端子のライン/ヘッドホンの切り替えは側面のスイッチで行います。まあ私は音声は Bluetooth ヘッドホン経由で聴くので、本製品は純粋にマイク入力の USB 化にしか使いませんが。
なお、ECM-PCV80U と同様にこれを PC に接続するとマイク入力・オーディオ出力ともに本製品がデフォルト設定されます。まあ多くのリモート会議ソフトがマイク入力とオーディオ出力を個別に任意指定する機能を持っているので、それを使って設定変更すれば良い話ではありますが、初回使用時はうまく音が出なくてちょっと焦りますね。

Sound Blaster X-Fi Go! Pro

ECM-PCV80U の USB オーディオボックスを本製品に置き換えてみたところ、確かにホワイトノイズは大幅に減少し、ECM-PCV80U のマイク部分の素性の良さが改めて確認できました。
ただし ECM-PCV80U のホワイトノイズは

  • 周辺の USB ポートのノイズを拾いやすい
  • Windows のオートゲインコントロール(AGC)に対応しているため自動的にゲインが上がりやすく、拾ったノイズまで増幅されがち

という二点によるものだと思っています。Sound Blaster X-Fi Go! Pro はそもそもの耐ノイズ性の良さに加えて、AGC 非対応なのでノイズを拾いにくいことが却って良い結果を生んでいるようです。その分 ECM-PCV80U 付属のオーディオボックス使用時に比べるとマイクの音量が小さくなりがちなので、そこは適宜自分でマイク音量を調整してやる必要があります。

ECM-PCV80U と本製品を購入するお金があれば最初から 1 グレード上のマイクが買えた計算になりますが、そもそも売ってないものはしょうがない。今の環境の中でできるだけコストパフォーマンス高くリモート会議を高音質化できたと思っておくことにします。
在宅勤務はまだまだいつまで継続されるのか分からないので、今後も引き続き環境改善に努めていこうと思います。

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