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あの味が復活:富山 手づくりギョーザ「たかはし屋」

唐突に富山から餃子が送られてきました。

同郷のむっちーさんが「ずっとリモートワークでストレス溜まってそうだったから」と気を利かせて送ってくれました。

餃子と言えば宇都宮か浜松が有名で、富山は別に名産でも何でもないんですが、この餃子は私の実家がまだ富山にあった頃によく食べていたこちらのものなんです。

なぜだか妙に懐かしい味「ミッちゃん餃子」
日本で餃子、と言えばやっぱり宇都宮が代名詞ですかね。 でも、個人的なベストオブ餃子は、富山駅前にあった餃子会館。私の父が若かりし頃から常連だったという店なので、少なくとも 30~40 年前からあった老舗中の老舗です。私も子どもの頃から通って...

民家をリフォームした小さな店舗で提供している手作り餃子のお店。店主の高齢化に伴い代替わりし、大通り沿いの店舗に移転したという話までは知っていたんですが、代替わりしちゃったなら味もちょっと変わってるんだろうな…と思っていました。私ももう富山にゆっくり帰省しなくなって様子を見に行く機会もなかったのですが、もともとの店舗が一年ほど前に名前を変えて復活していたそうですね。

手づくりギョーザ たかはし屋

(↑写真はむっちーさん撮影)

看板こそ掛け変わっているけど、確かにこれはあのお店。店主の名前から取った「ミッちゃん餃子」の暖簾は娘さんが引き継いだため、現在は苗字を店名に冠して営業しているようです。こちらのお店は高橋ミツエさんご本人とお嫁さん(義娘)とで切り盛りしているというから、新ミッちゃん餃子との微妙な関係性が透けて見えますね…。

一度は引退したものの、近隣住民や常連のお客さんの要望で復活とのこと。それだけ地元では有名で愛されていたお店だったということなのでしょう。しかし店主の高橋ミツエさんも今年で 84 歳とのことで、くれぐれも無理せず一日でも長く元気に餃子を作ってくださることを願うばかりです。

厚めでもっちりとした皮に、シャキシャキとした野菜の歯応えを感じる餃子です。具材にしっかり味がついていてタレをつけなくても十分いける。肉汁がじゅわっ、と出てくる感じも嬉しい。それでいて有名店の餃子とは違う素朴さ、手作り感があるのがいい。

数年ぶりに食べたけどやっぱりおいしいですね。家族でいただいたところあっという間になくなってしまいました。

ごちそうさまでした。
むっちーさん、わざわざありがとうございました。

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