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なぜだか妙に懐かしい味「ミッちゃん餃子」

日本で餃子、と言えばやっぱり宇都宮が代名詞ですかね。
でも、個人的なベストオブ餃子は、富山駅前にあった餃子会館。私の父が若かりし頃から常連だったという店なので、少なくとも 30~40 年前からあった老舗中の老舗です。私も子どもの頃から通っていて、帰省すると必ず食べに行くか、買って帰って自宅で焼いて食べるほど愛していました。
その餃子会館が、一年ほど前に閉店したとのこと。お店のおじさん・おばさんももうお爺さん・お婆さんになっていたので無理もないのですが、かえすがえすも残念です。市内に暖簾分けした支店があるそうですが、メニューも味も微妙に違うとのこと。

でも、うまいものを食べることに関しては私以上に情熱を燃やしている両親が、餃子会館に負けない餃子を見つけたとのことで、帰省のついでにお店まで行ってみました(笑

ミッちゃん餃子

ミッちゃん餃子

富山駅からだとバイパスを越えてちょっと東富山寄りに行ったところにあります。ちなみに某氏の自宅アパートのすぐ近く(ぉ

こんなところに餃子屋があるとは思えないような住宅街の真ん中に、いきなり出現します。カーナビがあっても迷いかねない立地ですが、自宅の一部を改装して店舗にしたため、こういう立地になっているようです。
店名にもなっている「ミッちゃん」というのは、お店を切り盛りしているおばあちゃんの名前で、ずっと夢だったのを、5 年前なんと 72 歳の誕生日を記念してオープンしたお店なんだとか(!)。

ミッちゃん餃子

もともと店舗を想定して作られた建物でないことと、店内での飲食が主ではないということで、店舗は厨房とカウンター 4 席のみ(!)。扉をガラッと開けるといきなり椅子が置いてあるくらいの、まるで立ち飲み屋のような狭さですが、そういうたたずまいも含めて「こどグルっぽい」ので、話を聞いて以来ぜひ来てみたいと思っていました(笑。

ミッちゃん餃子

食事メニューは焼き餃子一人前 ¥280、ライス ¥120、焼き餃子とライス、スープ、ザーサイがセットになった定食一人前 ¥500、の三種のみ。どれも異様に安いので、近くで働いていたらランチに定食+追加で餃子一人前とかで食べに来るところです。でもアルコール類が一切ないので、飲めないのがちょっと辛いところ(まあ 18:30 で閉店ですが)。

行った時間がお昼でも夜でもない微妙な時間だったので、とりあえずおやつがわりに(ぉ)焼き餃子だけいただいてみました。本来は食事は 14 時までのようですが、時間外でも快く焼いていただけました。


ミッちゃん餃子

小ぶりでシンプル、オーソドックスな焼き餃子。盛られているお皿まで含めて、なんだか 30 年前にタイムスリップしたような感覚に陥ります。

餃子は味がしっかりついているので、特にたれをつけなくても十分おいしい。すごく特徴のある味、というわけではないですが、皮がもちっとしていて、味はあっさりめ。ひとつひとつ丁寧に手作りされているのがよくわかる、家庭的なお味です。野菜を刻むのまですべて手作業でやっているようで、私は祖母に餃子を作ってもらったことはないけれど、ばあちゃんが餃子を作ってくれたらきっとこんな味だったんだろうなあ…と噛みしめました。

ミッちゃん餃子

店内には、タレントの柴田理恵さん(富山県出身)、清水ミチコさん、久本雅美さん、元ボクサーの渡嘉敷勝男さんのサインが掲示されていました。おそらく富山ローカルのテレビ収録がらみで訪店されたんでしょうね。

ミッちゃん餃子

でもやっぱり餃子といったら黄金のビールだろうが、というわけで(ぉ)自宅でビールと一緒にいただくべく、お持ち帰りを買って帰ってきました。このお店のメインはお持ち帰り用(地方発送もやっているそうです)で、冷凍・生・焼きいずれでも持ち帰り可。この日は焼いてもらって持ち帰りました。

ミッちゃん餃子

うん、やっぱり餃子にはビール。あの狭い店内でいただくのも乙なものだけど、この味にはビールが必要でしょう。小ぶりで食べやすいので、どんどん餃子とビールが進みます。

餃子会館とは方向性の違う餃子なので、代わりにはならないけど、これはこれでアリ。
「ミッちゃん」はすでにご高齢ですが、いつまでも元気で、できるだけ長くお店を続けてほしいと思います。
※ちなみに、こちらのお店もお盆期間中は休業とのこと。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:餃子 | 犬島新町駅

コメント

  1. むっちー より:

    もろに生活圏w 今度行ってみようっと。

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