大晦日の夜は、4年連続!松重豊主演の人気シリーズ『孤独のグルメ』のスペシャルドラマを放送!|孤独のグルメ 2020 大晦日スペシャル|主演 松重豊|テレビ東京
日本中いや世界中の飲食店が大変なことになっている2020年。その最後を締めくくる「孤独のグルメ」。果たして井之頭五郎は今年どうしていたのだろうか?そして最後に何をしでかして、何を喰らうのか?大晦日スペシャル、乞うご期待。
— 松重 豊 (@mattige19) November 26, 2020
ドラマ『孤独のグルメ』が今年も大晦日にスペシャル番組を放送することが発表されました。
今年はおそらく COVID-19 の影響で撮影が難しかったのか、レギュラードラマとしての『孤独のグルメ』の放送はありませんでした。これは 2016 年以来 4 年ぶりのことになりますが、2016 年は正月と夏休みにスペシャル版があったことを考えるとスペシャルドラマも含めて年に一度しか放送がないというのはシリーズ開始以来初めて。それだけドラマ界にとっても飲食業界にとっても厳しい一年だったと言えます。
個人的には、ここまで来たらもう今年は大晦日スペシャルもないんだろうと思っていたのでこれは嬉しい驚きです。しかし、この状況下で井之頭五郎はどんな店に行って何を食べるのか?少なくとも例年のように気ままに街をぶらついて店を探すだけという展開は考えにくく、社会情勢を反映した脚本になることは間違いないでしょう。外食業界を応援するドラマであるからにはゴローが自炊やコンビニ飯で済ませることはないでしょうし、例えばテイクアウトをして事務所で食べるという Season2 の砂町銀座商店街回のような 2020 年を象徴する展開はあるかもしれません。
まあ『孤独のグルメ』という作品自体が「男が独りで店に入り、特に喋りもせずに黙々と食べ、終わったらさっさと店を出る」という今求められる生活様式そのものを表現したようなドラマ。狭い個人店を舞台にするが故にロケが密になりがちという点を除けば今年こそ放送すべき番組だったのではないでしょうか。食後のモノローグにそういう意味合いの台詞が含まれてきそうな予感はします。
そういえば先日発売された松重さん初の著書『空洞のなかみ』に、昨年の大晦日スペシャルで生ドラマがなかった理由が書いてありました。それはドラマ『孤独のグルメ』のシリーズ開始時からメガホンを執り続けてきた溝口憲司監督が昨年亡くなったことで、失敗の許されない生ドラマを取り回せるスタッフがいなくなったからだとか。となると、今年のスペシャルも全て事前収録ですかね。
私はというと、今年の聖地巡礼で新規に訪れた店は昨年の大晦日スペシャルに登場した成田の定食屋のみ。東京近郊の店は全て訪店済みというのもありますが、今年密かに計画していた遠征系の巡礼が緊急事態宣言やお店側の事情により全てキャンセルになってしまい、どこにも行くことができませんでした。こういう状況下でも都内の聖地に少しずつ再訪してはいますが、新しいお店に行くことができないのが寂しい。
残念ながらこの状況が急激に回復することはなく、良くて形を変えながら少しずつ改善していく程度なのだろうとは思います。が、願わくは 2021 年こそ必要以上に感染を恐れることなく外食ができる世の中になってほしいものです。そして改めて『孤独のグルメ Season9』が放送できる状況になってくれることを祈っています。その前にまずは今年の大晦日スペシャルを楽しみにしています。
コメント