スポンサーリンク

炎炎ノ消防隊 [Netflix]

最近 Netflix で見始めてハマったアニメがこちら。

炎炎ノ消防隊

機材の画質チェック用に何かコントラストがパキッとした映像を…と Netflix の一覧の中から何気なく選んで再生してみたら面白くて、2 シーズン 48 話をこの 2 週間くらいでイッキ観してしまいました。二期目はつい先月までテレビ放送していたんですね。
ちなみに現在は Netflix や Prime Video で全話観ることができる…と思ったら、期間は不明ながら YouTube のマガジンチャンネルで無料配信中のようです。なんという太っ腹。

250 年前の大災害をきっかけに人間がある日突然炎を発し、モンスター「焔ビト」化するという人体発火現象と、その焔ビトと戦い人命を救う特殊消防隊の戦いを描いた同名コミックをアニメ化した作品です。
扱うモチーフから人命の尊さを感じる感動ものかと思ったら(もちろんそういう描写もあるけど)、実態は異能バトルものダークファンタジー。個人的にはどことなく『鋼の錬金術師』に通ずるものを感じます。

主人公・シンラが所属する第 8 特殊消防隊が焔ビトの出現した火災現場へ対処に向かう…という基本的な話は一回分くらいしかなくて、物語はいきなり他の特殊消防隊と反目 and/or 協力しながら人体発火現象の謎と、その鍵を握る「伝道者」に向かっていきます。私としては序盤にもうちょっと特殊消防隊の通常の活躍やそれを通したシンラの成長をじっくり見たかった気もしますが、シナリオがどんどん進んでいくテンポ感とか各話のラストの「引き」が強くて VOD でどんどん観させられてしまう構成のうまさは現代のアニメ作品らしい感覚。

そして何よりも戦闘シーンが格好いいんですよね。炎が燃えさかる火事場で、青く発光する防火服を纏った隊員たちが様々な能力を発揮するバトルは外連味たっぷり。コントラストの高い映像が発する炎と光の渦に晒される、何とも言えない爽快感があります。少年漫画らしい単純なバトルの合間に、消防士らしく人命を守る使命を感じさせる名台詞が散りばめられたりもしていて、子どもっぽくないのも良い。ただ、たまにシリアスなはずの戦闘シーンが唐突にギャグになってしまう妙なノリだけはちょっと違和感がありましたが。

途中から「○ノ型」という必殺技を使うキャラクターが出てきたり「柱」という単語が登場したり、時事的に「あれ?」と思ってしまう設定もありますが(笑)、本作の連載開始は『鬼滅』よりも一年ほど早いようだから偶然でしょう。そういう単語が出てきた瞬間にあっちを想起してしまうほどに『鬼滅』が社会現象になってしまったということでしょうが、個人的には爽快感や続きを観たくさせる強さという点ではこっちの方が好きかな。

現時点で 26 巻まで発売されている原作に対して、アニメは二期で 20 巻の途中まで描かれているようですね。原作はそろそろ佳境に入っているようなので、アニメの方は原作の完結に合わせて今年後半に三期目をやって終了という感じでしょうか。
私は続きが気になるので原作に手を出すかどうか迷い中。Kindle で 2 巻まで無料キャンペーン中なんですよね…。

コメント

スポンサーリンク