[ Sony α6000 | SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS C020 ]
今日の昼 12~13 時頃の間に、エアレース・パイロット室屋義秀氏が東京上空を飛行していくつかの地点でニコちゃんマークを描くというデモフライトが行われました。
COVID-19 禍に苦しむ東京都民に空を見上げる機会をもたせて元気づけようという試みです。同様のイベントとしては昨年 5 月のブルーインパルスの飛行もまだ記憶に新しいところ。あの当時はほとんど外出ができなくなって三ヶ月が経ち、精神的に随分参っていた時期だったので、私は直接見ることができなかったものの SNS 越しに元気をもらった気がしました。
今日はちょうど昼休みの時間帯だったのでカメラを持って少し家の外に出てみました。デモ地点から半径 10km 以内からであれば見える可能性は高いということで、我が家からだと東京タワー(10km ギリギリ)と二子玉川、渋谷が見えそう。自宅の周辺のできるだけ開けたところで空を見上げてみました。
残念ながら東京タワーでのデモは見えませんでしたが、二子玉川のデモを撮影したのが↑の写真。さすがに飛行機は見えなかったものの、幕張で幾度となく聞いたあのエンジン音が二年ぶりに聞こえてきたと思ったら、空に大きなニコちゃんマークが描かれていました。
遠くからだと斜め向きだし、顔の輪郭と中身の高さが違うから歪んだ顔になっちゃってますが、この東京の空の下にいる多くの人々と同時に同じものを見上げた事実が心を少し軽くしてくれました。
どれくらいの大きさで描かれるか分からなかったので α6000+ライトバズーカで臨んだところ、ワイド端(150mm 相当)でほぼ画面いっぱいに収まりました。これなら 70-200mm で十分だったし、撮るだけなら標準ズームやスマホでも良いくらいでしたね。
SNS にはスカイツリーや東京タワーの下からランドマークと一緒にニコちゃんマークを撮った写真なんかも投稿されていて、そういうのはちょっと羨ましい。
ちなみにその後の渋谷でのデモも見えはしたのですが、折からの黄砂で空が靄っていてうっすらとしか見えませんでした。それでも、一度だけでもまともに見て撮れただけでも嬉しいものです。
普段の生活ではそもそも空を見上げることなんて多くないし、あまり外出できない状況が一年以上続いていればなおさら。この生活にももう慣れたつもりでいましたが、久しぶりにゆっくりと空を見上げたことで自分の心がなんだかんだ俯いてしまっていたことに気づきました。これからは、たまに外に出られたときは今回のフライトや昨年のブルーインパルスのことを思い出して、意識的に上を向いて歩こうと思います。
ちなみに室屋義秀選手といえばエアレースは 2022 年に再開されることがほぼ決定しています。千葉大会が復活するかどうかはまだ分ていませんが、また幕張の空に室屋選手を応援しに行ける日を楽しみにしています。
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