先日スマホジンバル OM 4 を購入してハンディカムやミラーレスカメラとスマホの動画画質を比較して以来、もはや十年選手のハンディカムで動画を撮る気が起きなくなってしまいました。
が、子どもの学校や習い事のイベント(まあ今の状況下では学校のイベントはほぼなくなっていますが)は音楽関係が多いので、音をちゃんと録ることを考えるとスマホの内蔵マイクでは厳しい。手持ちの装備では結局ハンディカム+外付けマイクがベストだからハンディカムを使い続けているのですが、どうせならもうちょっと良い画質で撮りたい…。ということで、そろそろ動画撮影も本格的にミラーレスカメラに移行しようかと考えています。
しかし今使っているハンディカムのアクセサリーシューは旧規格(インテリジェントアクセサリーシュー)で、今の α のアクセサリーシュー(マルチインターフェースシュー)とは互換性がなく、外付けマイクの互換性がありません。α で音をちゃんと撮るには外付けマイクを買い直す必要があります。個人的にこのカテゴリーには長らく注目していなかったので、改めてどのマイクが良いか物色しています。
一眼ムービー用のマイクの定番といえば RODE ではないでしょうか。象徴的な赤いショックマウントは一眼ムービーらしさがあって良いのですが、よく見かけるタイプのマイクはモノラル仕様のようです。当然ステレオマイクも発売されてはいますが、いかんせんちょっと高い。
RODE / Stereo VideoMic Pro Rycote
ステレオマイクは 3 万円~、という価格設定。予算は 1 万円台前半のつもりなので、ちょっと手が出ません。ただでさえ娘たちがだんだん大きくなってイベントが減りつつある上に、COVID-19 でイベント自体が行われないケースも増えているので、あまり高価なマイクを買ってもなあ…という。
α で使うならば順当にいけばソニー純正マイクになるのでしょうか。
これはマルチインターフェースシュー対応で別途マイクケーブルを繋がなくても使える手軽さが最大のメリット。マイクの角度を変えてステレオ感重視か正面音重視かを切り替えられるのも良さげ。でもユーザーレビューを見てみるとステレオ感はあるけどセンターの音が抜けがちとか付属のウインドスクリーンがイマイチとか、それなりに弱点もありそう。
対抗馬として気になっているのがこちら。
音楽録音用の LPCM レコーダーといえば TASCAM ですが、同社のレコーダーからマイク部分だけを切り出したようなのがこの TM-2X。マイクカプセルが交差する形で取り付けられている分 ECM-XYST1M よりも中抜けは少ないか?でもマイクの向きが上下方向は動かせるけど左右方向(マイクの角度)は固定なのがちょっと気になります。マイクをカメラ本体から離して取り付けられるアームがついていたりして、安価ながら完成度は高そうなんですよね。
あるいは、昔からのド定番オーディオテクニカか。
オーディオテクニカ / ステレオマイクロホン AT9946CM
こちらは左右に加え中央にも単一指向性マイクを搭載したステレオ MS(ミッドサイド)方式のマイク。ステレオ感もありつつセンターの音も明瞭に録れる方式で、音楽用途ならホールで客席から撮るのにちょうど良さそう。ただ YouTube に投稿されているレビュー動画を聴いた限りでは、音がちょっと硬いような気もします。
こういうのはテキストでレビューを読むよりも音つきの動画を見た方が分かりやすいので YouTube のレビュー動画をいくつか見てみましたが、レビューの多くは YouTuber が自分の配信用のカメラ/マイクとしてレビューしていることが多くて、音楽用途としてどうかという観点があまりないのが残念なところ。
まあ次に必要なタイミングまであと一ヶ月ほどあるので、もう少しだけ悩んでみます。
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