植物の生長に適した季節になってきたので、庭の芝生で気になっていた部分に本格的に手を入れてみることにしました。
在宅勤務中心の生活になった去年、目にすることが増えたのを機に選択制除草剤の散布・コケ対策・サッチ除去・エアレーションなど芝生のメンテナンスにいろいろと手を出していました。特にコケを除去してからさらに気になるようになったのが、庭の隅っこの芝生がほぼ剥げてしまっている件。このあたりは塀や生垣で日当たりが良くないし、地面の水はけも他の部分より悪いような。芝の勢いが衰えていたところにコケが生えてしまい、余計に芝が枯れていくという悪循環。
コケを除去することで再び芝が張ってくれることを期待していましたが、なかなか進まなかったので思い切って部分的に芝を張り替えることにしました。
というわけで、まずは芝のターフを注文。
ターフ自体はホームセンター等でも普通に販売されていますが、いつ収穫されてどのように運搬・保存されていたものか判らず、芝自体の健康状態に不安があります。調べてみたところ楽天に出店している鹿児島の業者さんが注文後に切り出して直送する形態で販売していたので、それを利用してみました。ターフそのものよりも送料のほうが高いくらいだったけど、ホムセンで買っても徒歩や自転車で持ち帰れる重さじゃないし、カーシェアで運ぶくらいなら送料がかかっても通販を利用した方が良い。
プロジェクト鹿児島では多彩な種類の芝を扱っています。が、私は最もスタンダードで安い通常の高麗芝を購入しました。素人作業でどれだけ定着させられるかも分からないので、もし失敗したときでも金銭的なダメージが少ないほうを選択。
予め張り替えたい面積を測った上で 2 平米分のターフを購入しました。
届いたターフはさすが専門の業者さんが育てた芝だけあってウチの芝生よりも青々としているし、いかにも栄養分の多そうな黒土がついています。これは期待が持てます。
芝を張る前にまずは土壌の改良から。庭の隅は水はけが悪いだけでなく石が多く埋まっていることが目視でも確認できたので、地表を覆っているコケを剥がし、土を 3~5cm ほどの深さにわたってシャベルを使って耕しつつ埋まっている石を取り除いていきます。↑はほんの 2~3 分作業しただけで出てきた石ですが、数センチ大の石やコンクリートの欠片、果ては釘みたいなものまでがレジ袋二つ分くらい出るわ出るわ。これは根が張らないわけだ。
ひたすら土壌を改良し終えたら、あとはターフをキレイに並べていきます。芝を張ったらその上から目土(目砂)を撒くのが良いということで、これも購入。
どんなのが良いか分からなかったので適当ですが、パッケージに「芝張り後に芝をしっかり保護」と書いてあったから合っていそうかと思い。
14L 分の砂だから当然ターフよりもさらに重い。こういうのは通販で買うに限りますね。配送業者さんには感謝しかありません。
中身は灰色の砂でした。海辺や川辺で普通に取れそうな砂だけど粒が揃っていて、保水性も排水性も程良くありそうに見えます。
この目砂を張ったターフの上からと、ターフ同士の隙間を埋めるように撒きます。
その後たっぷりと水を撒いて完成。ここまでで半日仕事でした。
今まで芝が剥げてコケの温床になっていた塀と生垣沿いに緑のターフが敷き詰められて、とても爽やかな見た目になりました。
芝の密度が高いこと自体が他の雑草やコケの繁殖を防ぐ効果があるので、うまくいけば庭の芝生全体を健康にすることに繋がるはず。
とはいえにわか仕込みの素人作業だから本当に定着してくれるかは未知数。実はお隣さんが何年か前に同じように芝張りをして失敗していたようなので、もしうまくいかなかったら改めて専門業者を呼ぶか諦めるかの判断になると思います。
とにかくこのまま芝が定着してくれることを祈るのみ。しばらくは日々の散水を欠かさないようにします。
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