今年も全日本モトクロス選手権 関東大会に行ってきました。
今季はシリーズのプロモーターが変更(というより従来は JMX が自前でやっていたのが今年から専門のプロモーターに外注するように)なったことでプロモーションがスピーディかつ分かりやすく、また大会運営自体も大幅に改善されました。それでもまだ初心者にはとっつきにくい部分もありますが、去年までよりは全然マシ。今年は COVID-19 下としては集客も十分あったように見え、今後の国内モトクロス人気の復活に期待がかかります。
今回の写真は全て α7 III+シグマ 100-400 DG DN にて撮影。
今日の川越は終日曇りで時折小雨がパラつく天候。観客的にはちょっと傘が欲しくなる瞬間もありましたが、コースはドライすぎずウェットすぎず、ちょうど良いように見えました。ドライだと砂埃が立って大変なことになるし、マディは見ている分には面白いけどこっちも足元がグチャグチャで大変な思いをするんですよね。
数えてみたところ私が全日本モトクロスを観戦するのはこれが 5 回目、ローカルレースも含めるとモトクロス観戦自体がそろそろ 10 回目。これだけ撮っていると写真的にはマンネリというか自分の構図の引き出しが増えている実感がなく、まだ何も分からずに撮っていた初期の頃のほうがいろいろ試していたなあと反省。そこで今回は意図的にいつもとは少し違う撮り方をしてみていました。
機材は先日 100-400 DG DN を購入したことで、今回からいよいよ本格的にモータースポーツにもミラーレスカメラを投入。以前使っていた EOS 7D2+50-500OS より AF スピードも歩留まりも良いし、もう一眼レフに戻れる気がしません。あえて難点を挙げるならばオフビ程度の広さのコースであれば 100-400mm よりも 70-300mm くらいのほうが(広角側が広いという意味で)扱いやすいようには思います。いずれにせよ、もうモータースポーツでも α7 III+100-400 DG DN で十分戦える実感を得ました。
今シーズンの全日本モトクロスはディフェンディングチャンピオンの山本鯨選手以外のトップライダーがほぼシャッフルと言っても過言ではないレベルで大量の移籍が発生し、なおかつゼッケン番号も固定制から前年のランキング順に改められたため、どのバイクが誰だかさっぱり分からない(;´Д`)。しばらく見ていると走り方やフォームでだんだん見分けがつくようになってはきましたが、せめてゼッケン番号のルールは変えないでほしかった。
しかし勢力図は大きく変わり、昨年までの山本鯨選手 vs 成田亮選手のホンダ同門対決構図が何年も続いていた状況から、成田選手の引退と各選手の移籍によって山本選手に各選手が挑んでいくような形になり、誰が勝つか分からなくなってきてなかなかに面白い。
オフロードヴィレッジのコースレイアウトも変更され、ジャンプが小さくなって迫力が減った一方で競り合いが発生しやすいようなコースになった印象を受けました。写真的な観点ではオフビは周囲が開けすぎているから大ジャンプを撮っても画になりにくいので(笑)、デッドヒートが発生しやすいレイアウトの方が歓迎かな。
レースのほうは IA1 が今季ここまで勝てていなかった山本選手の二連勝という結果。しかしヒート 2 はヤマハの渡辺選手とのデッドヒートもあり、見応えのある内容でした。どちらのヒートも山本鯨選手の底力を見せつけるような展開で、モータースポーツはカテゴリによらず「速い」よりも「強い」ことのほうがチャンピオンシップには重要だということを改めて実感しました。
写真の整理が追いついていないので、写真は後日また追加掲載する予定。それとあまり活用できていない Instagram のほうにもぼちぼち投稿していくつもり。
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