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爪痕

能登

先日能登に行ってきたときの写真を掲載します。
北陸に生まれて現在も金沢に実家をもつ人間としては、できるだけ早いうちに一度能登に行っておきたいと思っていました。孤独のグルメ聖地巡礼とは関係なく去年の夏くらいから考えていたことではあったのですが、結果的に孤独のグルメに背中を押される形で訪れる形になりました。

まずは和倉温泉周辺から。時間の都合で温泉には入れませんでしたが、能登島を望む光景と地震の被害を受けた温泉街の状況を見てくることができました。

※写真は全て α7 IV+FE24-105/F4G にて撮影。

能登

和倉温泉は石川県七尾市に属します。七尾といえば PC 用ディスプレイの大手 EIZO(旧ナナオ)の本拠地…というネタも EIZO 自体がコンシューマー市場での存在感を失ってから通じる人が減ってきました。

写真中央に架かっているのは能登島大橋。能登島へ陸路で渡る手段は南側から島に渡る能登島大橋と西側から渡る中能登農道橋(震災の影響で現在は通行止め)の二通りあります。一般的に金沢方面から観光目的で来た場合はこの能登島大橋を渡ることになります。
流麗なラインを描く白い橋が美しい。冬の北陸にしては珍しく見事な青空だったこともあり、余計に橋が映えます。

能登

が、写真ではその手前にある見晴台が崖崩れを起こし、展望台ごと崩れ落ちています。もちろんここに上るための坂道も通行止め。
地層を成している崖が滑るように崩れていった跡や露出した木の根が生々しい。そして、そもそもこの見晴台自体が大昔の地震の結果隆起したものなのかもしれない、と想像させるものがあります。

能登

和倉温泉のホテルや旅館のいくつかは既に営業を再開していますが、まだ修復中の施設も多数。
この幕で囲われているホテルは解体ではなく修復作業中ですかね。修復で済む程度の被害であったのは不幸中の幸いでしょうか。

能登

周辺を歩いてみた限りでは、民家で崩れてしまったようなのはあまり見かけませんでしたが(そういうのは既に取り壊されている可能性もある)、それでも人が住めない程度に大きく損傷した建物はところどころに見ることができます。
柱や壁に入ったひび割れが痛々しい。ほんの一年ちょっと前まではここに生活があったのだと思うと、自分まで苦しくなります。

能登

民家の多くは建物自体に大きな損傷はないように見えます。が、地震に伴う液状化現象により基礎が歪んだりコンクリートが崩れたりしている状況はかなり広範囲にわたって確認できます。
そういえば、東日本大震災の後には関東でも浦安とかそのあたりで似たような状態を多数目にしました。なんかあの頃のことを思い出して辛くなりますね。

能登

これ↑は駅の駐車場なのですが、コンクリートに長い亀裂が入り、それ以外の部分でも地面に段差や波打つような変形が見られます。
ここは既に修復工事の準備段階にあったので今頃は修復完了しているのかもしれません。

能登

和倉温泉はその名の通り町自体が観光で成り立っている場所だから、温泉街の復興はまさに死活問題。
富山や石川の人間にとっても馴染みの深い温泉地だけに、私も一日も早い復興を祈っています。

能登

そこからのと鉄道に乗って北上すると、車窓からは地震の被害を受けた建物をさらに多数目にすることになります。
これを見ると七尾や和倉はまだ被害が少ない方だったことを実感します。金沢市内は現在では地震の影響を直接感じることはまずありませんが、能登半島の先端に向かうにつれて被害の大きさが明らかになっていきます。それくらい、同じ石川県でも地理的状況が異なっています。

能登

瓦屋根に黒茶色い木壁の建物。北陸の港町ではありふれた風景です。自分の生まれ故郷によく似た景色だからこそ、それが地震で崩れた状況を見せられると胸が潰れる思いがします。
屋根にかけられていたはずのブルーシートが散乱しているのは余震の影響でしょうか、それとも昨年 9 月の豪雨による被害でしょうか。

能登

電車内には時期柄か受験生に対する応援メッセージが掲示されていました。確かに、震災の被害に遭おうとも受験をはじめとした人生のイベントはやってくるわけで。安心して勉強できない状況、人によっては自宅ではない場所での受験勉強はさぞかし大変だったことでしょう。

ということで、続きます。

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