去年の夏に買った書斎と子ども部屋のエアコンに続いて、今年はリビングのメインエアコンを買い換えました。
日立 / ルームエアコン 白くまくん RAS-X56L2BK
今まで使っていたダイキンのエアコンはかれこれ 14 年前に購入したもの。その間一度引っ越しもしているし、とにかく長年使ったことでそろそろ寿命。去年あたりから室外機が近所迷惑レベルの騒音を発していたので、今年は買い換えを覚悟していたのでした。
選んだのは日立のハイエンドモデル。昨年初めて日立のエアコンを購入して、シンプルながらもカビの生えにくい設計が良かったので。
本当はエントリークラスの G シリーズを買うつもりでビックカメラに行ったところ、RAS-G560L2 が ¥206,800 なのに対してハイエンドの RAS-X56L2BK が ¥298,800→¥228,000 くらいの大幅値引きで(特にこちらから価格交渉したわけでもなく)提示されました。どうせフィルター清掃は毎シーズンしないといけないしシンプルで安いほうで良いんだけど…と思っていましたが、上位機種はフィルターだけでなくファンの自動清掃がついているのと、電力効率が良くて本体の差額は電気代で取り戻せそうという算段もあって上位機種を選択。
日立のエアコンで末尾が「BK」型番のものはビックカメラ・コジマ専用モデルで、「BK」なしの通常ラインアップとは微妙に機能差分がある代わりに値引き幅が大きいようですね。型番を変えることで他販路との直接的な価格競争を避けているということでしょう。しかしこれだけ値引き幅が大きいと標準価格なんてあってないようなものだし、エアコンだけはネットではなくリアル店舗で買う意味があると言えます。
当初はハイエンドモデルを買うつもりがなかったので全然調べていなかったのですが(笑)、届いてみたら空間&人認識用のカメラはついているしメインフラップは三分割で風向きを個別に変えられるようになっているし、こんな多機能じゃなくて良いんだけどというくらいてんこ盛り。リビング用だし今や昼間もずっと家に居るので細かくコントロールするというよりもゆるーく点けっぱなしにするつもりなので、あまり細かいコントロールができなくても良いような気はするんですけどね。それでもリモコンの「AI これっきり」ボタンさえ押しておけばあとは機会がよしなにやってくれるというのはラクではあります。
室内機の幅と高さは今まで使っていたダイキンよりも小さいのですが、その代わり奥行きがかなり長くなってしまいました。頭上とはいえこれはちょっと威圧感ありますね…隣の書斎で使っている 6 畳用のエアコンが小さいから余計に。
しかし室内機よりも室外機のほうがもっと誤算で、今までのものよりも一回り以上大きい。エアコン自体のキャパシティが 14 畳用→18 畳用に大きくなっているのもありますが、想定以上に大きかったためバルコニー設置用のフレームを交換せざるを得ず、工事費が 2 万円ほど余計にかかってしまいました。これは誤算だった…。
リモコンはテレビリモコンのように細長いのはいいんですが、随分厚みがあってちょっと持ちにくい。
でも高級機種だけあってボタンがゴムではなく硬質樹脂で、押した感触が良い。必ず毎日押すボタンだから質感が高いのは良いことです。停止ボタンだけがゴム製なのが惜しいけど。
ちょっと驚いたのが付属のリモコン用電池が「白くまくん」ブランドだったこと。日立製品についてくる電池といえば以前はマクセル製でしたが、今やもうグループ外ですからね。まあ白くまくんブランドといっても中国メーカーの OEM のようですが。
ちなみに改めて確認したら去年買ったエアコンのリモコンにも白くまくん電池が入っていました。設置業者が動作確認のためにリモコンの電池セットまでやってくれるので気がつきませんでした。
自動フィルター掃除機能。フィルターの上に覆い被さっている灰色の棒が掃除用のブラシです。
どうせ毎年手作業で掃除するし、メーカーによっては掃除ロボの機構が複雑でマニュアル清掃がやりづらくなるので個人的にはフィルター掃除機能はなくて良いと思っているのですが、日立のは比較的シンプルだからまあ良いか。
なおエアコン内部に SSID とアクセスキーが書かれていますが、これスマホを使って宅外から操作できるんですね。まあずっと家にいるから使うこともほぼないと思いますが、今度試してみよう。
書斎のエアコンについていた凍結洗浄は上位機種であるこれにも当然搭載されています。エントリーモデルでは稼動時間に応じて電源オフ時に自動洗浄(+手動洗浄も可能)するだけだったのですが、上位機種では内蔵カメラで使用状況に応じて制御(室内で焼肉をした後は凍結洗浄を二度実行するとか)してくれるらしく、なかなか賢い。また上位機種で嬉しいのは室外機にも凍結洗浄機能がついていることですね。室内機よりも室外機の方が汚れやすい上に掃除はしにくいですからね。
ちなみに、とあるエアコン清掃業者さんが二年間使用した凍結洗浄モデルの清掃を担当した記事を公開されているのを見つけました。これによると業者による清掃が完全に不要になるほどではないにせよ、熱交換器だけは清掃が必要ないレベルでキレイなのがすごい。
ともかく、ここ 2~3 年の懸案だったリビングのエアコン買い換えが果たせてホッとしています。新しいエアコンは静かだし効きも良いし、とにかく快適。引き続き家で過ごす時間が長そうなこの夏、活躍してもらうことにします。
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