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F1 トルコ GP 2021

F1トルコ決勝:ボッタス今季初優勝で美酒に酔う。”ホンダカラー”のレッドブルは2-3位。角田は14位
F1第16戦トルコGPが行なわれ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がレースを支配し勝利を手にした。

実質的に日本グランプリの代替開催という形となった第 16 戦トルコ GP。残念ながら鈴鹿での観戦は今年もかなわなかったものの、オンラインイベント Japanese Virtual GP やレッドブル/アルファタウリのスペシャルリバリーなどのおかげもあって個人的には今回がホンダのホームレースのつもりで応援していました。

結果はメルセデスのバルテリ・ボッタスがポールトゥウィンを決め、レッドブル・ホンダはそれに次ぐ 2・3 位表彰台。ガスリーもペナルティを受けながらも安定の 6 位入賞、それに対してハミルトンは ICE 交換に伴うペナルティで 11 番手スタートからの 5 位フィニッシュ。チャンピオンシップ上でも、ホンダ PU 勢としても「勝てはしなかったけど十分な戦果」と言って良い結果となりました。特にレッドブルの二人が特別製の白いレーシングスーツを着て表彰台に上がれたことが素晴らしく、同時にこれを鈴鹿で見ることができていたらなあ…と少し寂しくも感じました。

Red Bull Honda

■マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

今回のレースは予選・決勝ともにメルセデスのセットアップが当たりで、レッドブルにはそこまでの速さはありませんでした。フェルスタッペンもそこは解っていたようで、決勝の比較的早い段階でボッタスを追うのを諦め、タイヤと PU を労わって 2 位でフィニッシュすることに集中したように見えました。ほとんど浮き沈みのないレースで、やるべき仕事をきっちり完遂した印象。
しかしここ二戦は天候やレース展開次第ではロシアでフェルスタッペンが 7 位止まり(実際は 2 位)、逆にトルコではドライならばハミルトンが逆転優勝していた可能性(実際は 5 位止まり)だってあるわけで、メルセデス有利な二つのグランプリをこの結果で終えられたというのはチャンピオンシップ上すごく良い形と言えます。

チャンピオンシップではマックスがハミルトンに 6pt 差をつけて再びトップに立ったものの、ほぼ差はないと言って良いでしょう。残りの 6 レースも両チームの得意不得意なコースが交互に来るようなスケジュールになっていて、おそらくこのまま最終戦まで僅差の戦いが続くことになるのでしょう。両社ともこのまま最終戦まで PU をもたせられるのか、あるいは…。

■セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

ペレスはフランス GP 以来の表彰台獲得。予選こそガスリーの後塵を拝しましたが、決勝はスタートで前に出てからは持ち前のウェット路面への強さを見せました。中盤に追い上げてきたハミルトンとのデッドヒートは見応えがありましたね。
後半戦は噛み合わないレースが続いていたペレスでしたが、今回は久しぶりに役目を果たせたと言えます。残念ながらコンストラクターズポイントはギャップを広げられてしまいましたが、まずはドライバーズチャンピオンに集中で良いと思う。残り 6 レースもマックスをアシストできるポジションにい続けてほしいところ。それには予選の改善が重要になりますし、ガスリーに負けてる場合じゃない。

■ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)

イタリア→ロシアとチームのミスで結果が残せないレースが続きましたが、今回は予選 5 位(グリッドは 4 番手)からの決勝 6 位、という今季のド安定ガスリーが戻ってきました。予選ではペレスを上回って(ハミルトンのペナルティ込みで)セカンドロウ獲得は素晴らしい。決勝でも時間帯によってウェット度合いが変化する路面を見事にとらえ、レース終盤にはハミルトンに迫ってみせる場面さえありました。
スタート直後にアロンソとの接触して 5 秒ペナルティを受けてしまいましたが、個人的にはアレはあくまでレーシングインシデントだと思っています。このペナルティがなければハミルトンの前でゴールできていたのは確実、さらにルクレールを食って 4 位フィニッシュもあり得たから残念。でも総じてとても良いレースをしたと思います。

■角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

予選 10 位(9 番グリッド)→決勝 14 位という結果だけ見ると残念な感じですが、今回の角田は内容が本当に良かった。
初めてのコースにも関わらずフリー走行からガスリーと遜色ないタイムを刻み、予選も久しぶりに Q3 進出。最近自宅に導入したというシミュレーターの効果が早速出ているんですかね。Q2 突破にソフトタイヤを使う必要があった(=決勝もソフトスタートとなり、タイヤ戦略的に厳しい)のは苦しいけど今の角田にはとにかく経験と自信をつけさせることが大事だからこれでいいと思います。結果的に決勝はウェットスタートとなりタイヤ選択の不利がなくなったのもラッキー(チーム的にはある程度見据えていた?)。
そして決勝ではスタートから 8 周にわたってハミルトンをミスなく抑え込んだ走りが見事でした。結局今回のレースでハミルトンをまともに抑えられたのは角田とペレスだけで、他のドライバーは為す術なく抜かれるだけだったことを考えると殊勲賞と言って良い。その結果序盤でタイヤを傷め、単独スピンでポジションを落とす結果にはなったけど、今回の最も重要な責務を十分に果たしたのだから合格点以上です。角田がハミルトンから削ったポイント(少なく見積もってもハミルトンは 3 位になれるポテンシャルがあったところ 5 位で終わったので 10pt)が最終的にチャンピオンシップを決めることになる可能性は高い。でも本人は「20 周は抑えるつもりでいた」らしいので、相変わらず目標が高いのが角田らしい(笑

今回好調だったのはシミュレーター導入に加えてシャシーを交換した影響もあるのかもしれません。シャシーには個体差や蓄積されたダメージによる差分があり、交換することで改善する場合もそうでない場合もあるようですが、今回の角田に関しては効果あったように見えます。もろもろ含めトルコの内容が良かったことで自信を取り戻して、残りのレースで思い切り走ってくれることを期待しています。

チャンピオンシップ的には相変わらずヒリヒリするような状況が続きますが、トルコは 4 人とも終盤戦に向けてポジティブなレースだったのではないでしょうか。この先 4 戦は日本時間で深夜のレースが続くから観戦も辛いけど、変わらず応援していこうと思います。

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