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ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD クリア

発売から三ヶ月弱、ようやくクリアしました。

ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD

ゲーム自体は面白かったものの、周囲をグリグリ見回しながらプレイしなくてはならないから酔う(;´Д`)。特に疲れてたり体調が悪かったりすると覿面に気持ち悪くなってしまうのでどうしても休日にプレイせざるを得ず、時間がかかってしまいました。

本作は時間操作が重要ギミックの一つになっていて、「一定エリアを過去の時代に戻す」というギミックもありましたが、終盤にはいよいよ本格的に過去の時代へと向かいます。
しかしゲームやアニメの世界では「過去の時間軸で自分がやった行為が、因果として未来の自分に影響を与える」という作品がこの十年の間に乱発されたせいか、本来十年前のゲームである本作を今プレイしても脚本的な目新しさはあまりないですね…これは現代に初めて『ジョジョの奇妙な冒険』を読んだ若者がネットミームのパクリにしか見えない、というのと同じ状況だと思いますが。

そしてなんやかんやあって(←)女神の剣があの「マスターソード」へと成長します。
本作はマスターソード誕生の物語、というからてっきりリンクがオリハルコン的な伝説の金属をこれまた伝説の鍛冶職人に預けて…みたいな話かと思ったら、最初からリンクは選ばれし者で、マスターソードとなるべき剣も与えられていた…というお話でした。これだけ聞くとあまり感動もないのですが、ここまでの道中でこの剣に宿る精霊・ファイと数々の冒険を繰り広げてきたことが、この剣への思い入れに変わっていることに気づきます。

そしてまたなんやかんやあって(←)ラスボス戦。

…えっと、あなた確かカプコンの某対戦格闘ゲームにいらっしゃいましたよね…?

ここまでのボス戦は基本的に「そのダンジョンで手に入れたアイテムで弱点を突いて動きを止め、剣で倒す」というパターンでしたが、ラスボス戦だけはオーソドックスに剣と盾による戦い。雑魚敵は適当に剣を振り回しているだけでも勝てても、今回ばかりはちゃんとタイミングを合わせて剣や盾を繰り出していかないと勝てませんでした。二回ほどリセットした挙げ句、ハートが残り一つになったところでなんとか辛勝。戦いを終えたときには自分が汗だくになっていました。Joy-Con を振り回す剣戟、楽しいけど真剣にやると疲れる…。

ラスボス戦後には、この「終焉の者」の呪いによってこの後リンクとゼルダが転生を続け、そのたびに魔族との戦いに身を投ずることになった原因が語られます。つまり他の作品のガノン/ガノンドロフはこの終焉の者の再来だった、ということですね。
どうせならガノンとの関係性をもっと直接的に描いてほしかった気もしますが、いずれにせよこれが他の全ての「ゼルダ」シリーズの始まりの物語です。

全ての戦いが終わったところで、マスターソードを再び台座に突き立てることでリンクの旅は終わりを告げます。
「ラスボスを倒してハッピーエンド」なゼルダは過去にいくつもプレイしてきたけど、エンディングでマスターソードを戻して終わったのはこれが初めてかな…?(全シリーズプレイしたわけではありませんが)

そして、数多のゼルダシリーズで毎回目にしてきたマスターソードの構図が現れるわけです。

が、このマスターソードに今回旅を共にしたファイの魂が宿っていると思うと、自分のマスターソードへの感じ方が少し変わっていることに気づきます。これはたぶん今後どのゼルダシリーズをプレイしても抱くことになる感情なのでしょう。

エンディングのスタッフロール中には、リンクが各地を冒険していたのと同じ時にゼルダがどこで何をしてきたか…がムービーで流れます。これはプレイ中ずっと気になっていたストーリーで、ニクい演出。ゼルダとインパが同じ使命感のもとで別ルートを辿る旅に出ていたことを知り、少し目頭が熱くなりました。

やはりゼルダシリーズは面白い。個々の作品でゲームシステムが違ってもそれぞれちゃんと面白いのがすごいなあ、と毎回思います。今回はちょっと 3D 酔いがキツかったのと Joy-Con のキャリブレーションがズレやすいのが辛かったですが、ゲーム内容自体は面白かった。

きっと本作の内容が BoW2(仮称)に繋がっていくはずなので、そういう意味でも来年の新作発売を楽しみにしています。

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