横浜浅間下 「BAR IGETA」

なお、この状況下ですが8月1日より「BAR IGETA」の営業を開始します。営業時間等は未定とさせていただきます。非常事態宣言明けに正式オープン出来た暁には皆様のご来店を楽しみにしています。イゲタ復活。

— BAR IGETA (@bar_igeta) July 31, 2021

私のお気に入りだった横浜の BAR THE GINTONICX が今年 7 月にひっそりと閉店していました。そしてその後を継ぐ店が、横浜宣言した浅間下の同じ場所で「BAR IGETA」として 8 月から営業開始していました。外に飲みに行く習慣が消えかかっている昨今なかなか訪問する機会がありませんでしたが、冬休みになってようやく訪れることができました。

BAR IGETA

GINTONICX と全く同じ場所、同じ内装、同じマスター、同じ営業形態で実質的に名前が変わっただけ。マスターによるとこのコロナ禍でお店のオーナーシップが変わったことで店名も変更されたそうです。事実上 GINTONICX と同じ店として飲みに来ることができて安心しました。

こちらのマスターとは五反田の菜五味に始まってさら、秀、はる美、Left Bank、GINTONICX、と干支が一回りするくらいの付き合いになりますが、これで都合 7 店目。某画像盗用事件を筆頭にいろいろありましたね…。

昨年の暮れ以来来ることができていなかったので、ほぼ一年ぶりのカウンター。やっぱりこの景色が落ち着きます。カウンターには感染防止のアクリルパネルが立てられているのがちょっと邪魔だけど、この状況下では仕方ない。

ちなみに「BAR IGETA」というのはマスターが最初に自分の店として持った店の屋号を復活させたものだとか。それくらいこの店に思い入れがあるということでしょう。GINTONICX 時代から通算して 5 年半続いていますからね。

メニューは変わらずオリジナルジントニックやハイボールを中心に、和洋さまざまなお酒が楽しめます。
お品書きに書いてあっても品切れだったり、逆に書かれていないものがあったり、そういう一期一会もまた良し。

というわけでまずは柚子ジントニックから。
この柚子の香りを嗅ぐと今年も終わりだなあ…という感覚が強くなります。

久しぶりのフレーバージントニック、やっぱりうまい。
私は他のバーに行ってもジントニックって滅多に頼まないのですが（ジンを飲むときは主にライム）、この店だけは別。

お通しはなんといぶりがっこマスカルポーネ！来店すると伝えておいたらマスターがわざわざ用意しておいてくれました。こういう気遣いが嬉しい。ちなみに提供するときに「クリームポテトです」といって出てくるところまでがセットです（ぉ

これ食べたかったんですよね～。なんならタッパー満杯に入れてお持ち帰りしたいくらいに好き。

フードメニュー。
料理がメインの店じゃないから品切れもそれなりにあるし、マスターのワンオペだから大量に注文するわけにもいかないのですが、ここバーなのに料理もおいしいんです。

そんなわけで、ラム鉄板焼きをいただきます。
昔からマスターの羊肉料理は間違いない。柔らかくてかつ野性味のあるラムと、それぞれの素材の風味が立った野菜焼きまでうまい。

飲み物はマーガオジントニックへと続きます。

マーガオ（馬告）とは台湾でよく使われるスパイスというから、料理と一緒に飲んで合わないはずがない。
スパイスらしい爽やかな香りと軽い苦味がちょうど良い。

ポテトミートグラタン（S）。
濃い味のミートソースと溶けたチーズがうまい！M サイズでも良かったくらい。

ここで定番、山椒ジントニック。
山椒とジントニックなんて初めて聞いたら絶対に驚く組み合わせだけど、私の中ではもう最良の組み合わせの一つとして認知されてしまいました。ジントニックのスッキリ感が強化される感覚がイイ。

〆はハイボール。自宅でもこの店に倣ってジェムソンを数年来愛飲しているのですが、どうやってもハイボールの味がこの店と同じにならない。まあ目分量で作ってるからなんですが（ぉ）、ここで飲むハイボールはちゃんと作ってもらうのに加えてこの店の照明とか雰囲気とかマスターとの会話も含めた味なんだろうな。

一年ぶりにマスターのお元気そうな顔が見れて良かったし、楽しかったです。
まだまだ飲み歩くのが憚られる状況は続いていますが、そう遠くないうちにまた来たい。

ごちそうさまでした。