我が家におけるリビングのテレビ買い換えの許可がようやく下りました。
今使っているのは BRAVIA KDL-46X5050。2007 年の 10 月に購入したモデルだから実に 15 年使っていることになります。当時はまだブラウン管から液晶への世代交代が進みつつある中で、46inch というのは当時のほぼ最大サイズだったと記憶しています。さらにピアノブラック仕上げの特別仕様だったからいい値段がしました。そういう高価いのを買っちゃったからなかなか決裁が下りなかったという背景もあります(汗。
15 年もののテレビを使い続けているというと驚かれることが少なくないのですが、私は購入した時点でバックライト輝度を落とす設定にしていたし、四六時中テレビをつけっぱなしという生活でもないから年式の割には状態は良いのではないかと思っています。
で、そういうタイミングに示し合わせたかのように BRAVIA のニューモデルが発表されたじゃないですか。
ソニー初、QD-OLEDパネル採用の最上位4K有機EL「A95K」 – AV Watch
ソニー、ミニLED初採用のフラッグシップ4K液晶「X95K」 – AV Watch
今回の新モデルではそれぞれ QD-OLED とミニ LED が初めて採用されています。それぞれ有機 EL/液晶の次世代技術として注目されているもので、詳細は AV Watch の西川善司さんの記事が詳しい。
現時点ではどちらが主流の技術になっていくかは不明ながら、ミニ LED は将来の大本命と目されるマイクロ LED の一歩手前の技術であることと、OLED はデバイスの寿命が液晶よりも短いことがネック。徐々に改善してきている(らしい)とはいえデバイスの持つ宿命みたいなものだし、LG が現在の仕組みをもつ OLED TV を発売してからまだ 8 年しか経っておらず、10 年以上使い続けた人はいないわけです(もちろんメーカー側は加速劣化試験なんかはやってるでしょうが)。我が家のテレビ買い換えサイクルと経済事情(今後娘二人を順次大学に進学させなくてはならない)を考慮すると次の買い換えはまた 10 年後とかになりそうなので、OLED がそれまで製品寿命や画質を保てるかというと不安があります。そうなるとミニ LED のほうが良さそうですかねえ…まあこっちも初物だから心配といえば心配だけど。
あとはミニ LED モデルの最小サイズが 65inch から、というのもちょっとネック。OLED なら 55inch モデルがあるのに。
今使っている 46X5050 はまだパネル両脇にスピーカーが内蔵されていた額縁が太い時代のモデルなので、今の狭額縁モデルならば 55inch ならばほぼ同じサイズ感で設置できることは判っています。でも今まで 65inch にサイズアップすることは考えていなかったので、置けるかどうか。
ソニーストアではブラビア実寸サイズ用紙送付サービスというのをやっているようですが、それに申し込まなくても「RoomCo AR」というスマホアプリでシミュレートできるということで試してみました。
発表されたばかりの新モデルが既に登録されています。
このアプリを使って自宅の環境に AR でテレビの 3DCG を表示させることができます。
う、従来の環境なら二本のトールボーイスピーカーの間に収まっていたのが、先日 HT-A9 を導入したことで横幅が足りなくなってしまった(汗。
計算してみると足りないのは幅 10cm 程度で、それくらいならばスピーカーの配置をずらせば捻出はできそうです。ギリギリですけどね…。もう最近映画系の音はトールボーイスピーカーではなく HT-A9 からしか出さなくなってしまったので、旧オーディオ環境の処分も考えても良いのかもしれません…。
まあ、いずれにしても QD-OLED とミニ LED の画質を見てから判断しようと思うので、近々一度ショールームに行ってきますかね。
コメント
マイクロLEDのディスプレイ、どこかで見たと思ったら、
横浜みなとみらいの資生堂S/Parkでした。どなたでも見学できます。
Crystal LEDというペットネームですが、技術的にはマイクロLEDだそうです。
横浜にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
子どもが喜ぶ展示がいっぱいありますよ!https://www.sony.jp/crystal-led/casestudy/sonypcl_cc_spark.htmlhttps://www.sony.jp/crystal-led/about/https://spark.shiseido.co.jp/
おお、Crystal LED を一般観覧できる場所があるんですね!ありがとうございます。
横浜方面ってあんまり行かないんですが、今度見に行ってみよう。