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F1 オーストリア GP 2022

ルクレール、”逆襲”の今季3勝目! 終盤トラブルもフェルスタッペン退ける|F1第11戦オーストリアGP

レッドブルの本拠地で開催されたオーストリア GP。例年レッドブルが強いサーキットなので今回もフェルスタッペン圧勝かと思ったら、スプリントレースこそフェルスタッペンが勝ったものの決勝レースはルクレールが逆転優勝。前回ルクレールが勝ったのが遠い昔に思えるほど久しぶりですが、これで少しだけチャンピオンシップの灯が延命されました。

■フェラーリ
ルクレールはオーストラリア以来ちょうど三ヶ月ぶり(!)の優勝。ルクレールとフェルスタッペンがガチンコで戦ったのもマイアミ以来二ヶ月ぶりでした。それくらいここ最近のルクレールはツキに見放されていました(半分以上は運というよりチームの「やらかし」で負けてた気もするけど)。クルマの速さは今回フェラーリとレッドブルがほぼ互角、あとはタイヤのデグラデーションの差で勝敗が決したように思います。フェラーリの方がタイヤがもつというのは本当に序盤戦以来で、アップデートが奏功したのかサーキットとの相性なのか気温によるものなのかは判りませんが、もしこの傾向が続くようであればチャンピオン争いはもうしばらく楽しめそうです。
しかしスプリントレースでルクレールとサインツがバトルを行い、フェルスタッペンをみすみす逃がしているようではフェラーリに選手権の勝機はない。前戦イギリスでルクレールとサインツの優先順位を決めなかったのと同じことがオーストリアでも起きています。チャンピオン獲得を最大目標としてチームが非情になれない上に、決勝終盤でのサインツの PU 炎上のような信頼性問題が発生していてはお話にならないですね。今回のルクレールの優勝もタイトル確定を少し先延ばしにする効果くらいしかないのではないでしょうか。

■レッドブル
フェルスタッペン、終始落ち着いてましたね。タイヤがもたなくて勝機が厳しいのは解りながらも可能な限りプッシュしていました。本人も「こういうレースは 2 位でいい」と割り切れているようで、表彰式前の待合室での落ち着き払った素振りはさすがディフェンディングチャンピオン。スプリントレースでの勝利と決勝でのファステストラップポイントもあって、対ルクレールでは今回たった 5 点詰められただけ。まだまだ 38 点のマージンをキープしています。
セルジオ・ペレスは予選では Q3 進出しながらも Q2 時点でのトラックリミット違反を後から取られて 13 位スタート、スプリントで順位を上げたのに決勝ではオープニングラップにラッセルと接触して最下位に転落。しばらく走り続けたものの結局リタイヤ…という散々なレースでした。1 周目の接触はラッセルにペナルティーが課せられましたが、ペレスもあそこは無理して仕掛けるべきではなかったように見えました。

■アルファタウリ
全く見るべきところのないレースでした。同じノーポイントでも先週のほうが上位争いに絡んでいた分見どころがあった。ライバルチームがアップデートを持ち込む中アルファタウリはほとんど開発されていないマシンで走っており、今やウィリアムズと最下位争いをするような戦闘力しかないのが実情ではないでしょうか…。これでは角田もガスリーもできることはありません。見ていてひたすらガッカリするだけのレースでした。早くアップデート入れてくれ…。

7 月は 5 週で 4 回グランプリがあるという F1 的には忙しい一ヶ月です。レースが見れるのは嬉しいけど毎週末テレビに張り付きというのもさすがに疲れるので、今週末レースがないのはちょっとありがたい(笑。一週間英気を養ってフランス GP に備えようと思います。

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