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横浜桜木町 キッチンカフェ ばる 再訪

「いつの間にか俺も、姉さんの子どもになってるよ」

孤独のグルメ Season10 第 3 話の桜木町「キッチンカフェ ばる」ですが、実は放送前に複数回行っていました。というのも、同店はその日の仕入れ状況に応じた完全日替わりメニューで、お目当てであるまぐろのユッケどんぶりになかなか巡り合えなかったから。でも五郎メニュー以外もとてもおいしかったので、ここで改めてレポートします。

キッチンカフェ ばる

ある日のメニューリスト。

劇中でメインだった「まぐろのユッケどんぶり」はこの日はなし。でもそれ以外のメニューも全部うまそうで決めきれない…これは迷いだしたら底なし沼だ。
ちなみに「姉さん」的には鯛のかぶと煮とかまぐろかまとか、どどんと豪快なメニューを勧めてくる割合が高いように思いました。確かに、他の店じゃそうそう食べられないもんなあ。

カウンター席からの眺め。ゴロー席はこのカウンターの中央でしたが、最奥が姉さんの仕事ぶりを間近で眺められたり、準備ができたお膳が運ばれるまで目の前に置かれていたりする通称「アリーナ席」です。私もこのアリーナ席に一度だけ座ったのですが、確かに見応えアリ。目の前に置かれたブリあら大根がやたらうまそうで目を奪われていたら、ホール担当の店員さんに「おいしそうよね~」と話しかけられました(笑。

というわけでまずは「めかじきのバター焼き」から。劇中でも他のお客さんが頼んでいた一品ですが、私も他のお客さんが食べているのにつられて頼まずにはいられなかったという。

お膳が届けられた瞬間に、強烈に鼻から食欲を刺激してくるバター醤油!この香りだけで飯が食える。

ビックリするくらい巨大なめかじき!興奮で鼻血出そう。

遠慮なくかけられたバター味のタレが濃いめでめちゃくちゃうまい。めかじきそのものもうまいんだけど、このタレを吸ったキャベツの千切りが死ぬほどうまい。もうこれバターキャベツがメインと言っても差し支えないほど。これはドラマに登場した真鯛のソテーと双璧をなすうまさ。

小鉢は決まって三品。この日はオクラ、茄子の煮浸し、なます。この品揃えが完全におふくろの味。
メイン料理以上に、この小鉢三品に癒やされる感、ある。

続いて鮭といくらの親子飯どんぶり。これにもきっちり小鉢三品。

放送前に行ったから鮭はてっきりほぐし身で出てくるんだろうと思ったら、鮭そのまんま。その上にいくらをぶっかけてあるとは。想像の斜め上を行く見た目で出てきたから、ゴローと同じように驚いてしまった。

この鮭がまた脂が乗っててうまい。魚介系飯屋に来たからには一度は焼鮭を食べておきたかったので、この鮭は満足度高い。
それにいくらがかかってきて白飯と一緒にかっ込めるとは、この上ない幸せ。

さらに、富山人としては外せなかったぶりかまの塩焼き。煮付けと迷ったけどこの日の気分は焼きでした。

茶碗と味噌汁の大きさがおかしいからサイズがバグって見えるけど、このぶりかま、かなり大きい。
昼からこのサイズのぶりが食べられるのは嬉しすぎる。

小鉢はキュウリとワカメの酢の物、小松菜のおひたし、なます。
この店の小鉢、酢の物率がけっこう高い。でも普段意識的に酢の物を食べることも少ないから、このお母さん的な心遣いがありがたい。

旬にはちょっと早いから天然ってことはないだろうけど、このぶり、脂が乗ってて十分にうまい。骨とか皮のキワの部分までほじくって、残さず食べたくなる。

そこらへんの魚介飯屋では考えにくい、プチトマトがついてくるのもおうちごはんっぽくてこの店らしい。

お世辞抜きでどれもおいしかった。
おかげさまで、しっかり腹が満たされました。

こんなにもうまい手料理がたくさんあって、それが毎日変わる。とんでもないことだ。
この店の近所に住んでいたら、確実に日々通ってしまって、姉さんから名前呼びされるようになるに違いない。

しっかり食べれば、元気になるから。
俺も、がんばろ。

ごちそうさまでした。

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コメント

  1. モブ より:

    すごい食量です、一気に三食で

    • B より:

      いやいや、流石に三日通った結果です。
      遠方のお店だと多少無理しても食べますが(笑)、桜木町なら比較的行きやすいので。

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