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ハクバ XC-PRO レンズ保護フィルター

F-Foto の新型クラシックメタルレンズフードを買ったついでに、α7C 用のコンパクトプライムレンズの保護フィルターも買い換えました。

ハクバ / レンズフィルター XC-PRO 49mm CF-XCPRLG49

レンズフィルターはいつも深く考えずにケンコーの PRO1D を買いがちだったのですが、以前シグマ 100-400DGDN 用に購入したハクバの ULTIMA が割とイイ感じだったので今回もハクバを選んでみました。ソニーのコンパクトプライムシリーズはそこまでハードな環境で使わない想定で、ULTIMA より 1 グレード下の XC-PRO シリーズを選択。

店頭だとケンコーが圧倒的なシェアを誇っていて次点がマルミというイメージがありますが、ハクバは実店舗よりも通販系に力を入れているようで同価格帯ならケンコーやマルミよりもハイスペックな製品が手に入ります。まあケンコーやマルミのようなハイエンドはありませんが、あまり高価なフィルターを買うのも本末転倒な感じがするので「ちょうどいいところ」を押さえている印象。

付属のフィルターケースは安っぽいけどそこが製品の本質ではないからまあ良し。
フィルターは見た目的にはごく普通の薄枠タイプ。よく見るとフィルターの外面には滑り止めのローレットが一切刻まれておらず、代わりに前面外周のエッジにキザギザのパターンが存在します。薄枠フィルターだとローレットがあっても指がかからないことがあるので、前面外周を押し込みながらこのギザギザに指を食い込ませるほうが確かにグリップする。シンプルながらよく考えられています。

ケンコー PRO1D(写真右)との比較。コーティングの違いにより反射光の色が異なるのはもちろんのこと、反射量もけっこう違う。↑の写真はあえて反射が目立つように撮っていますが、肉眼で見ると XC-PRO はさらに反射が少なく見えます。
スペック上でも PRO1D の反射率は 0.5% 以下となっているところ、XC-PRO は公称 0.3%。スペックなり、あるいはスペック以上の差が実製品でも確認できます。

XC-PRO のもう一つの特長は撥水・防汚コーティングが施されていること。対する PRO1D は撥水・防汚非対応です。
実際にスポイトで水滴を垂らしてみると PRO1D は水滴がベチャッと潰れ、この水滴が流れても表面には細かい水分が残ってしまうのに対して、XC-PRO はフィルター表面に水の球として保たれていて、傾けるとキレイに流れて水分が残りません。撥水・防汚コーティングは近年のレンズやレンズフィルターの機能トレンドですが、比較的低価格な製品でこれを実現しているのは XC-PRO のメリットと言えます。

上位モデルである ULTIMA(写真右)との比較。
これもコーティングの違いで反射光の色味が異なりますが、XC-PRO はエクストリームコーティング、ULTIMA はデジタル蒸着コーティングということで具体的にどう違うのか分かりません(笑)。公称の反射率もどちらも 0.3% ということで同等。違いは XC-PRO がショット社製の板ガラス、ULTIMA がコーニング社製の光学ガラスということで、写真用としては ULTIMA の方がガラスの素性が良いことになります。が、ショット社もカール・ツァイスの子会社だから光学性能が良さそうなイメージが(笑)。まあ実際の写りへの影響は微差じゃないでしょうか。

とりあえず α7C 用のコンパクトプライムレンズ(24mm・40mm G)のレンズプロテクターを XC-PRO に差し替えました。PRO1D はスペックが低いのもさることながら、十年以上使い回したフィルターでそれなりに劣化もしているからこれでお役御免かな。

Amazon だと購入タイミング次第で XC-PRO と ULTIMA が大差ない値段で買えることもあり、そういうときは ULTIMA を買うかもしれませんが、今後はお手軽に使うレンズ用のフィルターは XC-PRO を積極的に選んでいこうかと思っています。

コメント

  1. […] b’s mono-log さんが、ハクバ XC-PRO レンズ保護フィルターをアップ。近年はレンズ保護フィルターとしてハクバを選び、同社のULTIMAとXC-PROを買い分けていると書かれています。比較写真(今回は以前は二の足を踏んでいた水滴まで垂らしてますね)もあって、必見のブログだと思います。 そして奇遇?ですね。ワタシもその2シリーズから買うことが多いです。 […]

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