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ASUS メッシュ Wi-Fi システム ZenWiFi XD6

Wi-Fi ルーターの買い換えに悩んでいた件。最終的に先日の Amazon プライムデーを利用してこちらの製品を購入しました。

ASUS / メッシュ Wi-Fi システム ZenWiFi XD6

ASUS ZenWiFi XD6

ASUS のメッシュ対応 Wi-Fi ルーター(二個セット)です。ソフトウェアはやはり国内メーカーよりも ASUS のほうが扱いやすそうだったので引き続き ASUS から選択。とはいえ最近の ASUS はゲーミングルーターに注力しているようで、この ZenWiFi シリーズは販売終了が近い模様。
この ZenWiFi XD6 は Wi-Fi 6 対応(6E 未対応)のデュアルバンドモデルですが、6E 対応とかトライバンドとかスペックを持っていくと相応に値段も上がっていくので程良いところで手を打ちました。自宅の WAN も有線 LAN も 1Gbps が上限だから欲張ってもしょうがないし、ピーク性能よりも家中どこでも安定して繋がることを優先。

AiMesh(ASUS のメッシュネットワーク機能)は ZenWiFi 以外のシリーズでも使えますが、最近の ASUS ルーターはトゲトゲしいアンテナが生えているものばかりでリビングにそぐわないと思い、やや旧型ながら大人しめデザインの ZenWiFi をあえて選択しました。

ASUS ZenWiFi XD6

最大 4804+574Mbps に対応する Wi-Fi ルーターにしては非常にコンパクトで、前面投影面積は CD ジャケット一つ分とほぼ同等。奥行きもさほどないし何より余計な出っ張りがついてないのが良い。
前面の LED は ASUS ロゴの下に一つついているだけで、アクセス時に点滅することはありません。機器のステータスはこの LED の表示色で見分けるようになっていて直感的とは言えませんが、生活空間の中で LED がけたたましく点滅するよりはマシです。

ASUS ZenWiFi XD6

ポートは WAN ×1+LAN ×1(いずれも 1000BASE-T 対応)。ファイルサーバー機能は持っていないので USB コネクタもありません。
ちなみに AiMesh のノードとして使う場合は Ethernet ケーブルは LAN 側ではなく WAN 側に挿す仕様になっています。

ASUS ZenWiFi XD6

付属 AC アダプターは本体同様にコンパクト。

ASUS ZenWiFi XD6

ルーターのセットアップはスマホ/タブレットはアプリから、PC の場合はブラウザからアクセスします。メッシュ Wi-Fi といっても特に難しくはなく、電源とネットワークケーブルに接続したらあとはアプリ/ブラウザに表示される手順に沿って進めるだけでものの数分でセットアップ完了。

↑の画像は iPad 版のアプリですが、UI がモダンで操作レスポンスも良いのが ASUS ルーターの良いところです。

ASUS ZenWiFi XD6

ノードの構成も直感的に把握できます。各ノードにぶら下がっているデバイスもこの UI から管理可能。
まあ我が家の場合は 2 台構成だからあまりメッシュネットワーク感はありませんが。

ASUS ZenWiFi XD6

ちなみにネットワーク上で優先させたいアプリを設定することができ、私の場合はリモートワーク時の Web 会議の安定性が重要なのでここでは「テレワーク」を優先。これで音声通話が安定してくれることを期待します。

ASUS ZenWiFi XD6

Wi-Fi 6 に対応している VAIO Z(VJZ1421)からネットワークのステータスを確認するとちゃんと Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)でコネクション確立していることが判ります。ただリンク速度が 1201Mbps 止まりなのが気になる。VAIO Z が搭載する Intel AX201 は最大 2402Mpbs でのリンクが可能なはずなのですが、いろいろと設定を見直してみても特に制限がかかっているようには見えず。ここはもう少し検証してみようと思います。

なお ZenWiFi XD6 の最大通信速度が 4804 Mbps なのに対して PC 側は 2402 Mbps が限度ですが、これはルーター側の速度に余裕があることで複数の機器から同時にアクセスしても転送速度が落ちにくいということになります。最近では家族がそれぞれに Web 会議をしたりオンライン授業を受けたり YouTube を見たりという映像系の同時アクセスが発生することがあるので、そういうときに効果を発揮しそうです(その場合はむしろ WAN 側がボトルネックになるか…)。

この状態(Wi-Fi 6 のリンク速度 1201Mbps)でスループットを計測してみました。iPerf 3.1.3 を利用して LAN 上の二台の PC での送受信速度を計測。比較対象はこれまで使っていた ASUS RT-AC85U(Wi-Fi 5)と有線 LAN(1000BASE-T)です。

ネットワーク送信受信
ASUS RT-AC85U (Wi-Fi 5)374Mbps374Mbps
ASUS ZenWiFi XD6 (Wi-Fi 6)458Mbps458Mbps
有線 LAN (1000BASE-T)933Mbps933Mbps

理論値からみると 458Mbps という実効速度はちょっと乖離が大きいですが、まあこんなもんか。今までの Wi-Fi 5 よりも明らかに速度が上がっています。こうしてみると有線 LAN のスループットの良さは驚きですね…。
Wi-Fi 5 比で速度が上がったのはネットワーク越しのファイルコピーでもしない限りあまり実感はできないのですが、それよりもメッシュ化によって自宅内で電波の悪くなる場所がなくなったことの方が快適さに寄与しています。

私が Wi-Fi ルーターを買うときに最も参考にしている INTERNET Watch の清水理史氏のレビューが非常に参考になったのでリンクを張っておきます。

性能重視の中堅メッシュ、Wi-Fi 6ルーター「ZenWiFi XD6」のポイントはここ【イニシャルB】 – INTERNET Watch

この記事にもあるとおり、この機種を評するには「全てがちょうどいい」という表現が最も的確だと思います。突出したスペックはないけど一般家庭で使う機能は網羅しているし、リビングに置いても邪魔にならないサイズとデザイン。これ以上のスペックを欲張ると一気に値段が上がるので、ゲーム用途や動画ファイルのやりとりをしない限りは程良い落としどころではないでしょうか。

Wi-Fi 6 は既に後継の規格が出てしまっていますが、我が家は当面これを使って Wi-Fi 6E はスルーしつつ、Wi-Fi 7 以降の規格が普及してまた「ちょうどいいモデル」が出た頃に買い換え、というサイクルにしようと考えています。

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