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ORB Clear force Light Pentaconn ear 4.4Φ L

Acoustune HS1300SS をバランス接続すべく、対応するバランスケーブルを購入しました。

ORB Audio / Clear force Light Pentaconn ear 4.4Φ L

HS1300SS は MMCX でも 2pin でもない Pentaconn ear コネクターなので、リケーブルの選択肢が少ない。あっても HS1300SS より高価かったりしてあまり現実的ではありません。そんな中で、価格的にバランスが良い現状ほぼ唯一と思われるケーブルがこの ORB Clear force Light。同社の Clear force シリーズにはいくつかグレードが存在し、この Light はその名の通りエントリーグレードに属する製品です。

見た目から自己主張してくる製品が多いリケーブルの世界にありながら、Clear force シリーズは比較的大人しめのデザイン。ケーブル自体は編組構造になっているようですがそれがシースで覆われているから絡まりにくい。線材も極端に細すぎず太すぎず、取り回しの良い範疇です。
HS1300SS 付属のケーブルのほうが太くて見た目も立派で、コスト的には付属ケーブルの方が高そうだけど外で使うなら Clear force Light のほうが扱いやすいかな。

イヤホン側のコネクターカバーはクロームメッキ仕上げ。黒い HS1300SS に浸けると悪目立ちするかと思ったけどまあこれはこれでアリ。
Pentaconn ear コネクター、挿した瞬間に MMCX と違って端子がしっかりコンタクトしている安心感が伝わってきます。

ウォークマン ZX707 で使うために 4.4mm 5 極バランスタイプを選びました。
機器側のコネクターカバーはブラッククローム仕上げでさらにカーボンが巻いてあります。イヤホン側のコネクターと仕上げの一貫性がないのはどうかと思うけど、このベタベタにガジェット感のある見た目は嫌いじゃない(笑。HS1300SS の厨二病っぽいデザインとの相性も良いんじゃないでしょうか。

鳴らしてみると、付属のアンバランスケーブルとは音の方向性が全然違う。付属ケーブルは全域にわたって音を前面に押し出してくるちょっとクドめの味付けですが、Clear force Light は良い意味で大人しい。付属ケーブルとは対照的に音を整理して落ち着かせてくれる印象で、付属ケーブルだと埋もれてしまっていた微妙な音を発掘してくれるようなところがあります。付属ケーブルがすごくライブな音質だったのが、こちらのケーブルはデッド気味な感覚。せっかくの HS1300SS のキャラクターを活かすのはガンガン鳴らしてくれる付属ケーブルの方だとも思うけど、長時間聴くなら Clear force Light の方が疲れない。正反対な音だから音源や気分によって付け替えて楽しむ意味があるリケーブルだと思います。
ちなみに HS1300SS 付属ケーブルの 4.4mm バランス版は ARC53 という型番で商品化されていたようなのですが現在は既に販売終了。中古品なら多少は流通しているようで少し気になるのですが、アンバランスでも十分音が良いし当分は付属ケーブルと Clear force Light を併用して楽しむことにします。

これで先日 AEX50 に交換したイヤーピースも含め、ZX707+HS1300SS の環境構築としては一段落かな。まあまた気まぐれでイヤホンを買い増してしまうかもしれませんが(笑)、今のところはこれで満足です。

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