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AZLA SednaEarfit ORIGIN

最近の私のメイン有線イヤホンとなっている Acoustune HS1300SS に、ふと SednaEarfit MAX をつけてみたら案外悪くなかった。ここ半年くらいの間に SednaEarfit の新モデルもいろいろ出てきたし、改めて試してみたくなり秋葉原の e イヤホンで試聴してきました。

あれこれ試してみた結果、最近発売されたばかりのスタンダードモデルを勝ってきました。

AZLA / SednaEarfit ORIGIN (MS)

SednaEarfit ORIGIN

「ORIGIN」の名を冠しているとおり、SednaEarfit シリーズの初代モデルがリメイク版として新発売されたものです。医療用シリコンを採用しつつ形状も見直すことで装着感と音質の向上を図ったモデル。私も SednaEarfit シリーズは複数使って音質の良さは気に入っていたもののシリコンが固めで圧迫感が強いのが難点で、特に COVID-19 に伴うリモート会議で長時間イヤホンをつける生活になってからは敬遠していたのですが、耳当たりが良くなったのならば出戻っても良い。確かに SednaEarfit MAX も同じく医療用シリコン採用で装着感が優しかったからなあ。

SednaEarfit ORIGIN

開口が広いデザインは紛れもなく SednaEarfit の系譜。医療用シリコンを採用しつつイヤーピース先端の肉厚を薄くしたデザインは SednaEarfit MAX からのフィードバックと言えます。また開口が従来モデルよりも広くなっているのも音質向上ポイントとのこと。

SednaEarfit ORIGIN

また初代モデルと同様にイヤーピースの傘部よりも軸部の方が長くなっているのも特徴。これによりイヤーピース自体が耳の奥深くに届き、イヤホンの音を漏れなく鼓膜に届けることができます。

ちなみに私はいつもなら ML サイズ(他社なら L サイズ)のイヤーピースを選ぶところですが、このモデルのレビューで「イヤモニなら小さめのサイズにして耳奥で固定するのがオススメ」というのを見かけたので展示機で実際に試してみたら良かったので、いつもより小さめの MS サイズを購入しました。

SednaEarfit ORIGIN

Acoustune HS1300SS につけてみました。

いつも使っている AEX50 とは全然音が違う。高音が乾いた感じの音になる一方で低音がグッと引き締まり、アタックが強く出てきます。AEX50 は HS1300SS の持ち味である高域をよく伸ばして気持ちよく聴かせてくれるイヤーピースでしたが、SednaEarfit ORIGIN は音響的にデッドな空間で分析的に音を聴いている感覚。

AEX50 は HS1300SS の金属製シェルの重みをイヤーピースの出っ張りによって分散してくれる緩い付け心地で、音質的にも背もたれに寄りかかってリラックスして聴きたくなる感じ。それに対して SednaEarfit ORIGIN は前のめりに音に集中したくなる感覚があります。ただしイヤホンの重量を耳穴で支える形になるから長時間はちょっと辛い。普段使いは引き続き AEX50 にしつつ、新しい音源を手に入れたら SednaEarfit ORIGIN に付け替えて聴き込む、みたいな使い分けですかね。

SednaEarfit ORIGIN

IEM との相性が良いイヤーピースということで RS THREE でも試してみました。

HS1300SS は金属筐体の共鳴を音質に利用したイヤホンだから鳴りを殺してしまうと音の方向性が変わってきましたが、RS THREE はポリカ製シェルだから元々の音にクセがなく、イヤーピースで方向性が変わるということはないようです。でも付属の標準イヤーピースよりも密閉度が高くなり、開口の広さも相まってイヤホンの振動板と鼓膜が直結しているかのようなダイレクト感がとても良い。イヤホンが軽いから圧迫感も少ないし、この組み合わせはかなり良いんじゃないでしょうか。RS THREE の方では SednaEarfit ORIGIN で常用決定です。

SednaEarfit はもともと音質の良いイヤーピースでしたが、装着感が大きく向上したことによりさらに使いやすくなりました。改めて私のメインイヤーピースの一つとして活用していこうと思います。

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