浅草方面に行く機会があったので、以前コメント欄でオススメいただいていたお店に食べに寄ってきました。
蔵前ってほとんど降りる機会のない駅です。浅草の隣駅で浅草っぽい雰囲気はあるのに観光客が少ない、意外と穴場の街なんじゃないでしょうか。
そんな大通り沿いにちょっと品の良い感じで営業しているのがこちらのとんかつ店、すぎ田。
外観同様、中も手入れが行き届いた雰囲気。店舗からも老舗の矜持みたいなものを感じます。
かと思えば、七十代と思われるおかみさんが外国からの予約電話に英語で応えていてびっくり。さすが浅草エリア、海外からも普通にお客さんが来る店だとは。
「おこんだて」という書き方が上品なメニュー表。とんかつはヒレとロースのみという潔さ、そしてソテーでも食べられるのか。とんかつ店でわざわざ出してくれるポークソテー、どんな感じなんだろう。
オムレツが 1,500 円というのも気になる。なんか全体的にすごくシンプルなメニューなのに、どんなものが出てくるか想像をかき立てられる。
コンロにかかる美しい銅鍋ふたつ。この油の中からキツネ色に揚がったとんかつが出てくると、それだけで食欲をそそります。
「初めて来たとんかつ店ではまずロース」のマイルールに従ってロースとんかつと、ごはん&豚汁。
見た目は超・オーソドックス。でもとんかつやキャベツの盛り付けにこの店らしいきっちり感が出ています。
豚汁は味噌がちょっと独特な感じ?でも濃いめでけっこう好きな味。
一方でごはんは想像よりちょっと少なめ。この豚汁が 200 円でごはん 300 円って値付けが逆のような…
とんかつ、肉厚のロースを薄めの衣でカラッと揚げてあります。
衣の色づき具合が絶妙に食欲を刺激する。
では、いただきます。
おお。薄い衣のカリッとした食感の中から柔らかいロースが出てくる対比がイイ。
このロース、しっとりしてるんだけど脂っこくなくて、あっさりめの食感。脂よりも肉のおいしさを味わう感覚。
お客さんは年齢層高めだけど、このロースかつなら確かにお年寄りでもおいしく食べられそう。個人的には、これならもう一皿ヒレカツもいけちゃうかも?と思ったけど流石に恥ずかしいからやめておきました(笑。
ごちそうさまでした。浅草の老舗のとんかつ、堪能しました。
丁寧な仕事ぶりが印象的な店でした。これなら他のメニューもおいしいに違いない、次の機会にはソテーとオムレツで決まりかな。
コメント
おおおお、行かれましたか!
すぎ田は25年ほど前、今の店長のお父様(先代)の時代から食べてました。
息子さんへの修行もすっごい厳しかったですよ。ご飯やお味噌汁出すタイミングもこだわってました。
しかしですね、すぎ田はとんかつも美味しいのはもちろんですが、次はぜひ「海老フライ」を!
うちの息子はここの海老フライだけが、ホンモノだからと、よそでは一切食べないぐらいです。
料理の提供タイミングへのこだわり、カウンターで見て感じました。
海老フライおいしいんですね…オムレツか海老フライを頼もうか少し迷って、でも食べきれるかどうかも分からなくてやめておいたのでした。
次回は海老フライとソテー食べてみます!