「生ハムにいぶりがっこに、ブルーマウンテンが共存している。でたらめに近いほど、カオスな店」
新潟から某ウマの人が仕事で東京に出てきているというので、久しぶりにご一緒してきました。
場所はご本人のリクエストに沿って『孤独のグルメ Season4』に登場した鳥越の聖地。こうやってリクエストをいただけるのも聖地巡礼者冥利に尽きるというものです(何。
久しぶりに来てみたら、商店街のトレードマークでもある「おかず横丁」の提灯がリニューアルされていました。これはこれで風情があって良いけど、こうも赤提灯だとおかず横丁ではなく「飲み屋横丁」と言いたくなるな(笑。
「まめぞ」は私がこれまでに巡礼した聖地の中でも五本指に入る名店だと思っています。私が最もリピートした店でもありますが、しばらく忙しかったこともあり実に二年半ぶりの訪店。マスターも女将さんもお元気そうで何より。そして相変わらず予約でいっぱいの人気店のようです。
まあまずはヱビスで乾杯。
お通しが自家製と思われるローストビーフというのが嬉しい。けっこう肉厚で、これはお通しを超えたお通しだ。
つまみはハモンセラーノ(生ハム)からでしょう。
原木から削り出してくれる生ハム、塩味がしっかり効いていてビールのつまみに最高。
それから、この店に来たら外せないつまみの一つ「みそクリームチーズ」と、
定番いぶりがっこも当然頼むわけです。
ここでメンバーの一人から「このチーズといぶりがっこは別々なの?」という質問が。いぶりがっこはチーズと一緒につまみとして食べるものという認識を持っているのはこの blog を読んでる人くらいですから!(笑
まあ、そうは言っても当然のようにチーズといぶりがっこを重ねて食べるわけですが(ぉ
いぶりがっことチーズ、本当につまみとしては最高の組み合わせだと思います。
そんなことをしていたらビールがあっという間になくなるのは必然というわけで、飲み物はまめぞハイボールに移ります。
ここのハイボールは本当に絶品で、それほど特別なものが入っているわけではないのに自宅で再現するのが難しい。他所の店でもなかなか飲めない、ハイレベルなハイボールです。
料理はそろそろエンジンをかけていきます。まずはキングサーモンの粕漬け。
柔らかく脂の乗ったキングサーモンに粕漬けの旨味が乗っかって、いきなりノックダウンされそうなうまさ。
これだけでハイボール三杯くらい行けてしまいそう。
ガーリックポテト。
シンプルなフライドポテトにニンニクの風味が食欲をそそります。
これとハイボールだけで延々飲んでいられそうだ。
かにクリームコロッケ。
大ぶりなのに濃厚、そして油断すると火傷するやつ。
揚げたてがもちろん最高なのは分かるけど、明晩のおかずにお持ち帰りしたくなるうまさ。
そこに粕漬けアゲイン、明太子。
明太子ってそれだけで食べてもうまいのに、粕漬けにすることでさらに存在意義が高まる気がする。
今写真を見ていても、唾液の分泌が止まらない。
待ってました、アジフライ。
大きさ、サクサク、フワフワどれをとっても一級品。今までいろんなアジフライを食べてきたけど、ここのアジフライを上回るのにはまだ出合えていません。
毎日でも食べたくなるアジフライ、久しぶりに味わえて良かった。
なにげに今まで食べたことがなかった「ま・めんち」(牛肉メンチカツ)。
店名を冠した一品がうまくないわけがない。大きさは普通だけど、ギュッと濃縮された何かを感じます。
サクサク衣に閉じ込められた粗挽き牛肉と肉汁のうまさ!!
甘口特製ソースとの相性も抜群。これは期待を裏切らなかった。今度から必ず頼む一品に加えること決定です。
フィッシュ&チップス。さっきの止まらないポテトフライがまた出てきました。
ここまで揚げ物の連打連打にも関わらず、全然胃にもたれる感じがなく、まだまだ食べられそう。本当にこの店のフライものは素晴らしい。
そして明太クリームパスタですよ。
クリームたっぷりの中にアルデンテスパゲッティ。明太子のピリ辛でいくらでも入りそう。何ならおかわりしてもいいくらい。
〆はもちろんカツサンド。この分厚い肉から滴っている肉汁のシズル感たるや。
これだけ揚げ物をたらふく食べた後にカツサンドって常軌を逸してると思うでしょ?でも、全然普通に入ってしまうのがこの店の恐ろしさ。
たっぷりとカラシをつけていただきます。
ああ旨い。なんで二年もご無沙汰してしまったのかと後悔するくらい、やっぱりこの店はおいしかった。
しかもけっこう満腹なのに、まだ 1~2 品いけそうな気がしてしまうこの店の料理の軽さとやさしさは何なんだろう?
今回もごちそうさまでした。
改めてハマってしまったので、近いうちにぜひまた来ようと思います。
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