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『十三機兵防衛圏』再プレイ

四年前に一度クリアした『十三機兵防衛圏』を今になって最初からプレイし直しています。

十三機兵防衛圏

十三機兵防衛圏

COVID-19 の流行が始まって自由に外出ができなくなった頃に出合い、強い感銘を受けたゲームです。全体を通して 1980 年代に最盛期を迎えた SF・宇宙ブームを煮詰めたような濃密さにやられました。
叶うことならば記憶を消去してもう一度プレイしたいと思っていたのですが、四年経って大筋は憶えているけどディテールの記憶がイイ感じに薄れてきたのと、本作と同じアトラス×ヴァニラウェアの新作『ユニコーンオーバーロード』の発売が近づいてきたこのタイミングで再プレイしてみました。

物語はいくつかの年代を行き来しながら進みますが、主に 1985 年当時の空気感がベタに出ているのがリアルタイムを知っている世代としてはとても楽しい。

十三機兵防衛圏

舞台になっているのは 1945/1985/2025/2065 年の日本。おそらくは太平洋戦争当時と 1985 年の SF ブームを絡めたくてこういう設定にしたのでしょうが、時代設定の一つとして 2024~25 年が登場するのがポイント。四年前だとまだ見ぬ未来(感染状況がどうなっているかも分からない、という文脈もあった)でしたが、リアルにその時代を迎えたというのはちょっと感慨深いものがあります。

十三機兵防衛圏

まるで水彩画のような世界観の中を探索して物語の謎に迫っていく独特のゲームシステムがエモい。
アドベンチャーパートにはインタラクションこそあれゲーム性はあまりないものの、この先どうなっていくのか分からないドキドキ感が没入を強く後押しします。私は一度クリア済みだからオチは知っているものの、忘れていて改めて新鮮に感じられる部分と「オチを知っているからこそ気づける伏線的演出」を再発見して楽しめる部分があり、二周目でもどっぷり楽しめる。

十三機兵防衛圏

バトルパートは 13 人の主人公が巨大ロボットに乗り込んで敵の「怪獣」と呼ばれるロボット軍の襲撃から街を護るのがミッション。
グラフィックもシステムもかなり簡素だけどだからこその中毒性があり、バトルパートだけでも延々プレイできてしまう。

十三機兵防衛圏

初回プレイ当時は CV を当てている声優さんについては全然気にしていなかったのですが、改めてプレイしてみると物語の根幹に関わる二人のキャラクターを種崎敦美さん(『SPY×FAMILY』のアーニャ、『葬送のフリーレン』のフリーレンほか)と上田燿司さん(『リコリス・リコイル』の吉松、『葬送のフリーレン』のアイゼンほか)が演じていることに気づきました。しかもいずれも兼役(というか同一人物がさまざまな姿で登場する)をそうとは分からない具合に演じ分けているという。お二方とも近年のアニメで演技の多彩さに感銘を受けていた声優さんだったのですが、まさかこれに出演されていたとは気がつかず改めて驚きました。

十三機兵防衛圏

やっぱり面白いですねこのゲーム。ちょっと間を開けての再プレイだったのがまた良かった。こうしている間にも続きをプレイしたくてウズウズしています。

3 月の『ユニコーンオーバーロード』の発売まで、できるだけゆるゆるとプレイしていこうと思います。

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