【速報】エイドリアン・ニューウェイのレッドブル離脱が正式発表! 天才デザイナーの今後の去就に注目集まる
レッドブル F1 でチーフテクニカルオフィサーを務めるエイドリアン・ニューウェイがチームを離脱することが発表されました。
きっかけは今シーズンの開幕前に始まったチーム代表クリスチャン・ホーナーのスキャンダルと言われています。当初はハラスメント問題と言われていたのが次第に企業内の勢力争いにエスカレートしていき、ニューウェイはそれに嫌気がさしたというのが定説。まあニューウェイが 18 年前にマクラーレンからレッドブルに移籍したのも当時のマクラーレンの体制に不満があったからと言われているし、レッドブルの現状はニューウェイの最も嫌うところではないでしょうか。
F1 チームからは即時離脱となり、その後 2025 年初頭まではレッドブルのハイパーカー・RB17 の開発のみに従事してその後は未決定な模様。年齢的に引退してもおかしくないですが、既にフェラーリ/メルセデス/アストンマーティンが獲得に動いているという話もあります。
エイドリアン・ニューウェイは 1980 年代から F1 の第一線で活躍し続けているデザイナーで、1992 年のウィリアムズ・ルノー FW14B から 2023 年のレッドブル RB19 まで 32 年間で 12 回のコンストラクターズチャンピオンと 13 回のドライバーズチャンピオンを獲得。ざっくり言うとミハエル・シューマッハーとルイス・ハミルトンが席巻していた時代以外はほぼ勝っているような状況で、こんなに長期間にわたって最速マシンの担い手であり続けるというのも信じられないほどすごいことです。個人的にはニューウェイがウィリアムズに在籍していた 1990 年代前半、マクラーレン・ホンダ最大のライバルだったから憎い相手であるはずがクルマの速さと美しさに惚れニューウェイのようになりたいと思って機械工学の道に進んだくらいの憧れの人だったりします(私は結局情報工学の方に逸れていきましたが)。だから「いつかニューウェイ作のシャシーにホンダエンジンを載せてチャンピオンを獲ってほしい」とずっと願っていたから 2021 年のチャンピオン獲得は嬉しかったなあ…。
さておき、即時チーム離脱から 2025 年 1Q までが実質的なガーデニング(拘束)期間ということは、ニューウェイ本人としては引退ではなく F1 でのキャリアを継続する意思があると理解して良いんですかね。フェラーリが濃厚という噂もあるし、ハミルトンのようにキャリアの最後をフェラーリで終えたい…と考えても不思議はないところではあります。でも個人的にはアストンで再びホンダとのタッグを見せてほしいし、そのときのドライバーラインアップがアロンソ+角田だったりしたら最高なんですけど。
まあ、こればかりは蓋を開けてみるまでどうなるか分からないのが F1 の世界。またこれによるドライバー市場への影響も少なからずあるだろうし、Let’s see how it goes(どうなるか見てみよう)。
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