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日陰マップで少しでも涼しいところを歩こう

酷暑に見舞われている今の日本列島に必須なアプリだと思うのですが、意外と認知されていないようなので微力ながらご紹介してみます。

ALKOO(あるこう) by NAVITIME

NAVITIME が基本無料で提供している「ALKOO(あるこう)」というアプリ。このアプリに日陰マップ機能が搭載されていて、この季節昼間に外を歩くときに直射日光を避けながら行けるという優れものです。

このアプリ、ネーミングからも分かるとおり本来は健康のためのウォーキング促進を目的とした万歩計的アプリなのですが、その中のマップ機能で日陰表示が可能になっています。私は特にこういうものを使ったウォーキングはしていないのですが、マップ機能の中で日陰優先のルート案内機能が便利なのでそれだけのために使っています。

アプリ内の「歩く」タブを選択すると地図が表示されるので、その右上にある「日陰」ボタンをタップすると現時点での日陰の状況が地図上に表示されます。この地点にいる自分の実際の視界がどうなっているかというと、

↑こんな感じ。最大で 50cm くらいの誤差はあるとはいえかなり正確で、日陰を探しながら歩くのに十分使えるレベルと言えます。

ちなみに日陰の状態は当然時間とともに変化するようになっていて、ある日の 14:22 に↑の状態だったものが、

同じ場所での 200 分後には↑の状態に。高層ビル街だと夕方にはほとんどの場所がビルの陰になることが解ります。この時点で高層ビル街の東側のマップを見るとかなり遠方までビルの長い影が落ちているのが見えます。

このアプリ、残念ながらキーワードで目的地を検索・設定する機能を持っていないようなのですが、目的地を地図上で探してロングタップすることで行先設定とそこまでのルート検索をすることができます。そしてそのルート検索時に「日陰優先」の条件を設定できるのがキモ。最短距離でない代わりに極力日陰を通って行けるルートを推奨してくれます。

同じ目的地に行くのでも最短距離↑だと日陰が 13% しかないルートを通らされるところ、日陰優先ルートだと最短より 2 分余計にかかる代わりに 65% が日陰の道を歩くことができるという。同じ道でも道路の右側と左側どちらの歩道を使うかで日照状況が全然違う、というのも↑のルートを見比べると解りますね。

まあ最高気温が 40℃ 近くまでいく昨今、日陰を歩いたって暑いものは暑いわけですが、ルートを比較することで「2 分遠回りなだけなら日陰を歩こう」とか「日陰を通ると 5 分も余計にかかるなら最短距離を突っ切るか」といった判断材料になるだけでも有用だと思います。
地図アプリとしての使い勝手は正直言って Google マップに劣りますが(本来が地図アプリじゃないから当然だ)、それでもこの季節は日陰マップを優先的に使いたい。

ちなみにこれ↑は川崎駅東口からチネチッタへと向かうルートで日陰率 75% なら優秀に見えますが、実は川崎東口は地下街が発達しているから地下を通ることで 90% くらいを日射しを避けて歩くことができてしまうわけです。あるいはアトレ(駅ビル)の中を通ればエアコンの効いた快適なルートを一部通ることもできるのですが、そこまでの機能を求めるのはさすがに酷か。今後のアップデートに期待しましょう。

NAVITIME は他にも日陰の駐車場を探せるアプリなんかも出していて、他のマップアプリとは違う利便性を提供しようとしているのが面白い。また近年では NAVITIME の他にもイオンモールが施設内でのウォーキングを推奨するなど、酷暑の中で熱中症のリスクを抑えながら日常生活を送れるよう企業がサポートしてくれるケースが増えてきています。35℃ を超えるような日は外に出ないのがベストでしょうがそうもいっていられないので、これらのサービス・アプリや工夫、あるいはお金で解決できるものはサクッと解決して健康に過ごせるよう心がけたいものです。

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