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iOS 18(Safari)の「気をそらす項目を非表示」

本日 iOS 18 が対象機種向けに配信開始されました。

メジャーバージョンアップ直後はバグが出ることが多いので一週間程度あるいはバグフィックス版が出るまで様子を見ることが多いのですが、今回の iOS 18 では Safari にちょっと気になる機能が追加されたということで試してみるべく早速 iPhone 12 をアップデートしました。

その機能というのは、ブラウザの「気をそらす項目を非表示」。表向きには明言されていませんが Web ページの多すぎる広告を非表示にできる機能とのことです。

最初は Safari の設定の中を探していたのですが見つけられず、調べてみたところ Safari 全体ではなく各 Web サイトごとに設定する必要がある模様。
ということで、任意の Web ページを表示中に画面下のアドレスバー左端にあるアイコン(長方形の下に二本線のアイコン)をタップします。

するとポップアップメニューの中に「気をそらす項目を非表示」が出現しました。これをタップします。

その後、非表示にしたい広告をタップして選択し、表示される「非表示」ボタンをタップします。

ちなみにこの機能はあくまで「気をそらす項目を非表示」するものであるため、広告でなくとも Web ページ中の要素(パーツ)単位で非表示化できてしまいます。

非表示を押した次の瞬間、広告がまるごと粉塵となって吹き飛んでいく演出が超気持ちいい!
非表示になった領域は空白として残ることなく詰めてくれるため、もともと広告がなかったような状態でブラウズできて快適です。

この調子でどんどん邪魔な広告を消していきます。
自分のサイトに掲載している AdSense を「邪魔な広告」というのも矛盾してますが、AdSense も年々行儀が悪くなって想定以上の数の広告を出そうとしてくるし(最近少し制限をきつくしてみています)、サイトのユーザビリティー下がるわりに収入も大したことないから AdSense 自体やめちゃおうかと最近考えていたりします。

↑このスマホの表示領域のほとんどを占有する広告とかめちゃくちゃ行儀悪いですよね。トヨタなのに。

なおこの機能、いろいろ試してみているのですがどういう単位で広告を消してくれるのかイマイチ不明。ドメイン/ページ(URL)/広告領域/個別広告 のどの単位に適用されるんでしょうね。いったん消したはずなのに何度かリロードしていたら一度消した領域に別の広告が表示されたので、やっぱり個別の広告単位で消しているのでしょうか。まあ、私はあまりにお行儀の悪い広告とコンプレックス広告、やたら多い漫画サイトの広告、あとは Temu(これは名指し)を非表示にできればある程度満足です。

去年あたりから Web の広告表示が過剰になってきて、以前はあまり好きではなかった Xperia の縦長画面が iPhone よりも相対的にコンテンツが表示される(=広告に占有されない)領域が広いことをありがたく感じるようになっていました(笑)。でも Safari にこの新機能が搭載されたことで、いちいち自分でポチポチ消していかなくてはならないとはいえ広告が消せるようになったことはありがたい。Android の Chrome にも同様の機能をつけてほしいけど、広告を収入源としている Google には期待するだけ無駄ですね。

広告によってコンテンツが無料、あるいは廉価で利用できている側面はあるから広告そのものが悪とは思いません。でも近年の Web(AdSense)や SNS の広告はちょっとコンテンツを邪魔しすぎる。今のような広告の出し方では短期的には収益は上がっても長期的にはユーザーの離反を招くだけですし、プラットフォーム側もそろそろコンテンツと広告の気持ちの良いバランスを考え直してほしいところです。そういう姿勢を示してくれる企業があれば優先的にそこのプラットフォームを利用したいのですが、どうでしょうね。

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