「JAL のクラス J、いつも以上にくつろげる席らしいが…楽しみだな」
先日、JAL の国内便を利用する機会がありまして。折しも『劇映画 孤独のグルメ』とのタイアップでキャンペーンを実施していることもあり、私としては珍しくクラス J のシートを確保して搭乗してみました。
国内線だと北海道や沖縄でもない限り飛行時間は長くて一時間程度だから付加価値席のありがたみって感じることが少ないのですが、『劇映画 孤独のグルメ』は JAL のスポンサードのおかげでパリ編の撮影予算が確保できたというし、ここは JAL さんへの感謝の意味も込めて課金させていただきます(推しのためにお金を使いたいオタク)。
コラボ動画の真似をして、空港内の JAL PLAZA でいい空弁を買ってしまった。はしゃいでるな、俺。
ということで、いつもなら素通りするクラス J のシートに今回は座れるわけです。
シートが黒の革張りなのは一般席と同じだけど、座席もアームレストもゆったりとしているしシートのクッション性も良い。ちょっとしたことだけど優越感。
ちなみにプロモ動画で五郎が乗っていたのはエアバス A350 のようでしたが、私が搭乗したのはボーイング 737 だったから機内の設備はちょっと異なります。
前の席と、かなりゆとりがあるんだな。
私はエコノミーに座るときは前席に膝がつきそうなくらいギュウギュウになるから(特に国際線 LCC とかだとひどい)この広さはありがたい。レッグレストもついててリラックスできる。
あと、これはクラス J に限ったことではありませんが今の JAL 機材って充電は USB-A/C 両対応なんですね。最近だと充電ケーブルは USB-C しか持ち歩いておらずこういう場所で USB-A 充電しかなくて困る、なんてことがあるからこれは助かる。
物珍しいクラス J にテンションが上がっている間に離陸。
快適、快適。
主翼より前の席に座ることって滅多にないから、眺めもちょっと違って楽しい。
そして、ふと気がつけば、
「…寝ちまったか」
なんてことは国内線ではありません(↑写真はイメージです)。
テンションが上がって寝るどころではないから、当たり前のように機内サービスが始まります。
JAL に乗ると飲み物は決まってスカイタイム(JAL オリジナルの機内用ドリンク)を頼んじゃいます。
スカイタイムは以前のキウイが好きだったけど、今の「ももとぶどう」も悪くない。甘すぎずスッキリしていて良いんですよね。
そしておもむろに取り出したるは、五郎が劇映画の冒頭で食べ損ねた機内食の代わりに提供されていたドライなっとう。
機内サービスとしては現在は国際線ファーストクラスでしか提供されていないようですが、ファーストクラスに乗らなくても空港の JAL PLAZA や Amazon 等で買うことができます。私は東京国際映画祭で劇映画を観た直後に Amazon で買っていたもので、「JAL に乗って機内でドライなっとうを食べる」という聖地巡礼をやりたかったのでした(笑。南風島で海鮮キノコ納豆鍋を作るのは後付けで思いついたものです。
本当は国際線パリ便のプレミアムエコノミーで食べるのが真の巡礼なのでしょうが、国際線には当面乗る予定がないからここでクラス J キャンペーンと合わせて機内ドライなっとうの実績解除。
そういえば劇中に登場したドライなっとうは文字のみの JAL ロゴのパッケージだったのが、現在販売されているものは鶴丸ロゴに変更されているんですね。
ドライなっとう、乾燥させてあるから粘り気は全くないけど、味も香りもしっかりとした納豆。逆に言えば納豆なのにカリカリ。これちょっと不思議な感覚。でも口の中に入れてふやけてくると、確かに納豆らしいぬめり感が復活してくるのが面白い。
納豆だけだとまったりとするところに、梅風味が利いてキリッとしているのもイイ。普通に納豆を食べるときも、梅干しと混ぜて食べるとなお美味しいからこれは理に適ってる。
でも、これ、大好きだけど…さすがに空腹は埋められない。
それにしても、腹が、減った。
というわけで、ここで買ってきた空弁の出番。
『孤独のグルメ』にかこつけて飛行機に乗るなら、空弁は Season6 に登場した食堂とだかとのコラボ弁当で決まりでしょう。とだか、ドラマ登場後にいくつか支店もオープンしたけどどれも予約がほとんど取れない人気店になってしまい、久しく行けてないんですよね。あの味が空弁でお手軽に楽しめるのはありがたい。
中身は高菜とじゃこのおにぎり、うなぎとごぼうの炊込みおにぎり、ザーサイと白滝のペペロンチーノ、里芋の唐揚げ、いぶりがっこポテトサラダ、半熟卵に唐揚げ。いかにも弁当らしさがありつつもとだかっぽい品揃え。ザーサイと白滝のペペロンとかいぶりがっこポテサラとかお弁当的には脇役っぽいのに味は主役級で、まるでとだかでおつまみを食べてる気分にさせられる。ちょっとお酒が欲しくなってしまう味。
全く何も孤独のグルメとは関係ない旅客機で、ただ一人孤独のグルメを満喫する空の旅をキメてしまった。でも、こういうの楽しい。
クラス J、快適でいいなあ。近距離路線なら ¥1,100 でアップグレードできるのがまたいい。次の旅行でも使ってみよう。
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