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GQuuuuuuX ANNO SCENARIO & DESIGN WORKS 2

新たな入場特典が配布開始されたということで、また GQuuuuuuX を観に行ってきました。

機動戦士 Gundam GQuuuuuuX -Beginning-

機動戦士 Gundam GQuuuuuuX -Beginning- ANNO SCENARIO & DESIGN WORKS 2

週替わりの入場特典や予告映像の追加など、シン・エヴァのときと同様にカラーのリピーター施策エグい。4 月からのテレビ放送を前に劇場では終映が近づいており、そろそろ朝夕 1~2 回のみの上映になっている映画館が大半かと思います。

今回配布開始されたのは庵野シナリオ&デザインワークス 2。公開 2 週目に配布されたデザインワークス 1 も入場特典としては豪華すぎる(パンフとして売れる)内容でしたが、今回のはオールドファンにとっては輪をかけて豪華。一年戦争パートの庵野さんによる初期プロット&ソロモン戦の第 3 稿と、U.C.0079 パートの設定画(原案含む)が収録されています。デザインワークス 1 が U.C.0085 パートの内容中心だったから今回の 2 と合わせることでようやく完成する感じ。
設定画は有料の豪華版パンフレットにもクリンナップされたものが掲載されていますが、メカ周りの設定原案にはメカニカルデザイン山下いくと氏のコメントが多数書き込まれていてそれが読み応えあるんですよね。ディテールに込められた意味が理解できるとメカの面白さが倍増します。

そして庵野シナリオ。初期プロットは映像化されたものとは大筋では同じだけど流れやディテールがけっこう変えられていて、映像化にあたりプロットのどこを膨らませて何を省略したのか、制作サイドのメリハリの付け方が理解できるのが面白い。特に正史から改変された部分がどういう経緯でそうなったかが初期プロットや 3 稿ではちゃんと描かれていて、

  • ペガサスは「ソドン」と改称したのに、シャアが「連邦らしい俗っぽい名前」と言っていたガンダムの名称をなぜ最後まで変えなかったのか
  • 軍を離れたと言われていたガルマ・ザビがどこへ行ったのか(これはだいたい想像通りだった)
  • ガルマが生存している(=ドズルがシャアを更迭する理由がない)のになぜシャアはドズル麾下からキシリア麾下へと籍が移ったのか
  • ビグ・ザム量産の経緯
  • GQuuuuuuX 世界線でのアルテイシア(セイラ)の所属艦(これにはびっくり)

などなど。サンライズ的には映像化された部分のみが公式設定であり途中段階のアイデアはあくまでアイデアにすぎません。が、映像を見ただけでは省略された部分は想像で補うしかなかったのが(それはそれで楽しかった)制作サイドの仕込んでいた考えが明かされたことで理解が進みました。

待ちに待ったテレビ放送まであと三週間と少し。テレビシリーズでは一年戦争編はここまで厚く描かれないのでしょうが、この庵野シナリオを読んだことでさらに想像を膨らませた状態でテレビシリーズに臨むことができます。まずは劇場上映版 Beggining とテレビシリーズでどのように構成が変更されるのか、そして U.C.0085 編がどのような物語を紡いでいくのか、今から楽しみにしています。

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