明日からいよいよ F1 の 2025 シーズンが開幕するというタイミングで、このモデルカーが届きました。
MINICHAMPS / 1/43 Red Bull RB19 M. Verstappen Winner Abu Dhabi GP 2023
二年前、2023 年のレッドブル RB19 マックス・フェルスタッペン車です。
例年は日本グランプリ仕様を買うことが多いのですが、2023 年だけは最終戦アブダビ GP 仕様を狙っていました。というのも、2023 年はレッドブル・ホンダ RBPT が 1988 年のマクラーレン・ホンダを上回るシーズン最多勝と最高勝率の記録を樹立したシーズンだから。その記念として最終戦仕様が欲しかったのでした。
でもなかなか発売されなくて、2024 年仕様のモデルカーもだいたい出揃った後になってようやく発売。
レッドブルの F1 マシンは毎年リバリーがほとんど変わらないからモデルカーを買い集める楽しみがあまりないのですが、エイドリアン・ニューウェイの最高傑作と言って良い RB19 は例え前後の年のマシンと見た目が大差なくても格別。実際ニューウェイが離脱した昨年の RB20 は見事に失速しましたからね。
昔からずっと思っているのは、ニューウェイがデザインするマシンは曲線が官能的で美しいこと。その時々のレギュレーションに合わせて無理をしている部分はあっても、ライバルチームのデザインより美しく感じられることが多いんですよね。この RB20 のボディラインなんてまさにそれ。
そういえば前後のウイングで目立っている BYBIT は今季からスポンサーを外れ、他にも細かくついているペレス由来のメキシコ系スポンサーもなくなるので今季のレッドブル RB21 はスポンサーロゴという点ではいろいろと変わっています。そして来年にはホンダ/HRC のロゴも外れるという。
レースごとに違うデザインのヘルメットを被りがちなフェルスタッペン。2023 年の最終戦ではチャンピオン獲得を記念して濃紺地に金ラインの王者らしいヘルメットでした。チャンピオンの風格がありつつ車体との一体感もあって好きなデザイン。
スパークからはどうもアブダビ仕様の RB19 がリリースされていないようだったから今回は久しぶりにミニチャンプスを購入。まじまじ見るとデカールの処理が丁寧で、特にマット仕上げのクルマではスパークよりも仕上がりが数段良い。スパークは光沢仕上げのモデルは良いけどマット仕上げだとデカールと塗装の段差や質感の違いがちょっと気になります(年々改善されているとはいえ)。
スパークは商品のリリースが早くバリエーションも多いという利点はありますが、この差を見るとやっぱり今後はミニチャンプスを買おうかな、という気分になりますね。
1988 年にホンダエンジンを搭載したチームが達成した記録を、25 年後にホンダ PU を搭載したチームが上回ったことが嬉しい。どんな展開でもほぼレッドブルしか勝たなかったからレースとしては面白みに欠けるシーズンでしたが、セナプロ時代のマクラーレンを上回れるか…という観点ではワクワクする年でもありました。
リヤエンドの仕上げもやっぱりミニチャンプスの方がスパークよりも綺麗に見えます。値段もミニチャンプスの方が二割くらい高いのですが、確かにその価値はあるように思います。
このクルマが記録した 22 戦 21 勝(うちマックスが 19 勝)、勝率 95.4% という記録はもう F1 では今後破られることはないのではないか…というほどに偉大なもの。でもそこからほんの一年後には圧倒的な優位性を失っているのもまた F1 の恐ろしいところです。明日からの 2025 年シーズンはどうなるでしょうね。レッドブルとホンダのジョイント最終年がどういうものになるか、また角田裕毅がどのような活躍を見せるのか、また一年見守っていきます。
コメント