長かった今年の夏がようやく終わり、少し秋らしさを感じるようになってきました。
で、秋と言えば食べたくなる旬の味のひとつが秋刀魚です。特に今年は豊漁が報じられていることもあり、ぜひ食べておきたい。でも我が家はあまり生魚を買ってきて焼く習慣がない(普段は生協で冷凍の魚を買ってる)から秋刀魚が食べたければお店で、となります。ということで秋刀魚の名店に行ってきました。
東京でさんまと言えば目黒、目黒といえばさんま。別に目黒でさんまが水揚げされるわけではなく落語の定番演目が由来と言われています。でもそうやって有名になった「目黒のさんま」にちなんだお店が目黒駅近くにあります。私は昔何度か通ったお店ですが、今回久しぶりに訪店。
ちなみに知らない間に恵比寿(茶屋坂)にも支店がオープンしていたらしいですね。
秋刀魚の旬だから混むに違いないと思い開店前に到着したところ、既に先客が一人待っていました。私の後にもどんどん行列ができ、秋の秋刀魚を楽しみにしている人が他にもたくさんいることを実感。
そういえばランチタイムには初めて来ました。お昼のメニューは「目黒のさんま定食」が目玉だけど他にも定番のおかずを軸にしたランチ定食が複数。でもこの季節なら秋刀魚一択でしょう、という感じでほとんどのお客さんがさんま定食を注文していました。
私も当然目黒のさんま定食をいただくわけです。
秋刀魚の塩焼きを主役にしたオーソドックスな定食屋メシという感じ。味噌汁じゃなくて大きめの椀に入った豚汁、ってのがちょっと嬉しい。
過去数年にわたって秋刀魚が不漁と言われていたこともあり、私が秋刀魚の塩焼きを食べるのはたぶん三年ぶりくらい。青魚好きとしては、毎秋の楽しみだった秋刀魚が食べられないのは悲しかったなあ…。
久々の秋刀魚。私は頭と背骨、尾だけ残してキレイに食べるのが上手い自信があります。ワタまで残さず食べる。
正直、脂乗りは期待したほどではないようにも思うけど、秋の旨味がギュッと濃縮されたような秋刀魚はやっぱりおいしい。この季節なら毎日食べても飽きないくらい好きな味。
定食にはミニサラダと小鉢がついてきます。蕪の酢の物と切り干し大根、この控えめな感じが定食らしくていいじゃないですか。あくまで秋刀魚を主役として立てつつ、箸休め的に見角の目先を変えてくれる役どころ。
久しぶりの秋刀魚にテンションが上がってしまってサイドメニューを二品追加してしまいました。鶏の唐揚げと冷やっこ。唐揚げは秋刀魚と主役の奪い合いになるかなと思ったけどどちらも好物だし、鶏と魚なら棲み分けできるし、揚げと焼きもキャラが違う。ダブルキャスト的なノリでおいしくいただきました。
大好物のさんま定食、おいしくいただきました。昼間っから目黒で一人さんま祭りを開催してしまった。
でもこの店はランチよりも夜に飲みに来てこそ、という気がしますね。塩焼きといろんなおつまみを突つきながら焼酎や日本酒でしっぽり…いいなあ。改めて誰かを誘って来たいなあ。
ごちそうさまでした。








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