「劇的にハオツー!ですよ」
一年ぶりに横浜中華街の南粤美食で食べてきました。
『孤独のグルメ Season8』に登場したお店の中でもここは特においしかったので、何度でもリピートしたいけどいつも混んでてなかなか入れない。今回は初訪問以来のディナータイムでした。予約なしだったから入れる確証もなかったのですが、あまり天候の良くない日だったせいか 18 時台の到着で 20 分ほど並んだだけで入れてしまいました。雨の日、オススメかも。
ここには既に何度も来ていますが初回以外は昼に一人でということが多かったので、久々の夜、しかも二人。中華料理はやはり複数人で来ていろいろ食べるのが楽しいわけで、今回は定番以外の一品料理も含めて挑戦していきたい。
さて、何にしますかね。
でもその前に生ビール。夏の一杯目はやっぱりこれでしょう。
炭酸と苦味が喉を潤していくのを実感します。
料理はアヒルの醤油煮から。本当は五郎メニューの「アヒルのパリパリ揚げ」を今度こそ食べたかったけど、この日も残念ながら売り切れ。店員さんによると確実に食べたければ 17 時台に来るか予約するのが良いとのこと。次回こそは食べたい。
鶏肉とはまた違った肉の弾力、うまみ、そういったものにこの飴色醤油だれが絡まってうまい。ビールにめちゃくちゃ合います。
骨付きの部分は手づかみにしてワイルドに食べるのもまた楽し。
セロリと腸詰めの炒め。
中華の腸詰めとか干し肉って、なんでこんなにうまいんだろうか。
セロリと言いつつタマネギのほうが多めに入っているけれど、このタマネギが腸詰めのうまみを吸って良い仕事をしている。そこにセロリの香味、こういうのは初めて食べたけどすごくイイ。
ビールが簡単になくなってしまったためハイボールを追加注文。
でもこのハイボールが妙にサービスが良いというか、端的に言うと濃い(笑)もうちょっと薄めでもいいんですよ…。
続いて黄ニラと貝柱のたまご炒め。
卵料理って意外と中華の定番ですよね。でもトマト炒めはたまに食べるけど、黄ニラと貝柱ってのは初めて。
ほ~、ほう。貝柱のうまみがたまご炒めに新たな境地をもたらしている。そこに黄ニラのシャキシャキ感。これ、いいじゃないですか。気に入りました。
ここに来たなら中華釜飯を食べずには帰れない。ということで、王道の腸詰め干し肉貝柱釜飯。
腸詰めと貝柱、先に食べた料理と食材がダブってしまった。でもどっちもエース級のうまみ食材だからむしろ大歓迎。
釜飯がテーブルに届けられたら、店員さんが混ぜる前に「写真撮りますか?」と撮影タイムを設けてくれるところまでがこの店の流儀です。
混ざったらいただきます。混ぜることで顔を出すおこげがまたうまいんだ。
腸詰め・干し肉・貝柱、このうまみ三連星がジェットストリームアタックを仕掛けてくる釜飯。さらにそのうまみを受け止めたごはんがまたうまい。
ここの中華釜飯、やっぱり何度食べても飽きないなあ。
最後は香港海老雲呑麺。
大ぶりの海老が仕込まれたプリップリの海老雲呑。細いくせに弾力強くて食べ応えある麺。そして、あっさりシンプルなのに妙に後引くうまさのスープ。この雲呑麺もまた、永遠の定番という気がする。
今回もじつに、全部おいしかったです。
でもアヒルのパリパリ揚げ、食べたかったなあ…これは懲りずにまた来るしかありますまい。
ごちそうさまでした。
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