「ダビング10」の6月2日実施は事実上延期に (AV Watch)
実施へのカウントダウンが始まっていると思っていたダビング 10 の実質的な延期が確定。
「ダビング10」延期濃厚 Dpa「対応を協議中」 (ITmedia)
だが、著作権者団体などが「私的録音録画補償金制度が維持されない限り、ダビング10は受け入れられない」と主張。5月8日の文化審議会著作権分科会(文化庁長官の諮問機関)の会合で、補償金制度の撤廃を求めていた電子情報技術産業協会(JEITA)などメーカー側と意見が折り合わなかった
運用開始日を決定して実施に向けて動き始めなくてはならないタイミングで、権利者+文化庁(?)が実施の交換条件として iPod 課金を主張、まとまらなくなったという印象です。
一部のネット/IT 系メディアが中心となってこの件に関する警鐘を鳴らしている一方で、旧来型メディアはむしろ権利者擁護の立場。まあ、テレビにしろ新聞にしろ、いわゆる権利者側の立場なので、メーカーや JEITA を悪者にしたいのだろうけど。
補償金制度拡大案への多くの疑問 (AV Watch:本田雅一のAV Trends)
本田氏が改めてまとめているとおり、これ(ダビング 10 と私的録音補償金の交換条件)自体が矛盾というか筋違いな要求ではあるんだけど、個人的にはコピーワンスだろうとダビング 10 だろうと大きな差はない(補償金はあっても良いからコピーフリーもしくは EPN になるか、少なくとも孫コピーか孫ムーブくらいは可能にならないと、運用が変わる意味がないと思う)ので、いっそのことダビ 10 自体を白紙にして根本的なところからやり合ったらどうよ、と思っていたりもするんですが、今の日本の社会構造上 EPN の方向には行かないような気もしていて、痛し痒し(´д`)。
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